無料の会員登録をすると
お気に入りができます

[5/15〜5/21の運勢]5月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

今週のかに座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

自主的な脱・奴隷化

今週のかに座は、「海賊稼業」を可能にするだけの確かな規律と掟を、おのれに課していこうとするような星回り。

18世紀前半までの大航海時代最後にして最大の海賊とされるバーソロミュー・ロバーツは、海賊ではなく合法の雇用を選ぶ水夫のことを“あんぽんたん”だと言っていたのだそうですが、それにはきちんとしたワケがありました。

この時代、荒くれ者の海賊にも船長ごとに取り決めた掟があり、現代の私たちがイメージするほど無軌道な者はまれで、中でもロバーツの掟は厳しいものだったそう。

あなたもまた、どうしたら自分もよき海賊になれるか、そのためにはどんな決めごとが必要となるか、試行錯誤してみるといいでしょう。

続きはこちらから

今週のしし座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

背中語り

今週のしし座は、どこかにあったストーリーにはまり込んでいこうとするような星回り。

『分け入つても分け入つても青い山』(種田山頭火)という句のごとし。

作者43歳の頃の作で、この句を詠んだ直後に行乞(托鉢)の旅に出ています。その直接的なきっかけとなったのは、尾崎放哉の死でしょう。作者は面識こそなかったものの、彼の放浪流転の生き様に深い敬意を抱いていましたから、掲句はいわば放哉に対するレクイエムの意味合いもあったはず。

あなたもまた、自身がどのようにこの世界と向きあわんとしているか、思いがけず浮き彫りになっていくことでしょう。

続きはこちらから

今週のおとめ座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

歴史とキャッチボール

今週のおとめ座は、「自分たちは滅亡するかも知れない」という意識を日常に打ち込んでいこうとするような星回り。

作家の武田泰淳は、日本が戦争に負けて数日たった頃、周りがロシア人や中国人ばかりの上海のフランス租界に、ドイツ系ユダヤ人の女性と同棲していた友人宅を訪ねた先で直面した、ある体験について書いています。

武田自身が言及しているように、滅亡を考えるとは「ひねくれであり、羨望であり、嫉妬」に他ならなかった訳ですが、それでも「日本の国土にアトム弾がただ二発だけしか落とされなかったこと、そのために生き残っていること、それが日本人の出発の条件なのである」と言い切ってみせたのです。

あなたもまた、そうした60年以上前に提起された問題意識を、いかに自分なりに受け止め、継承していけるかということが問われていくでしょう。

続きはこちらから

今週のてんびん座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

からだを開いて

今週のてんびん座は、敵味方の二分法をそっと投げ捨てていこうとするような星回り。

『足元へいつ来(きた)りしよ蝸牛(かたつむり)』(小林一茶)という句のごとし。掲句は病床の父の元へとかけつけ、いったんの小康状態に入って一息ついたときに詠まれたもので、つかの間の安堵感が独特の表現で巧みに表現されています。

作者にとっては、まるで父を除けばこの世のどこにも味方がいないかのように感じていたところに、蝸牛がそっと励まし「そんなことないよ」と語りかけてくれているように感じたのかもしれません。いや、むしろそんな敵味方の二分法を超えたところに、不意に連れていかれたのだとも言えるでしょう。

あなたもまた、固く閉じていたその身をかすかわずかに開いて、何か誰かに委ねていくことがテーマとなっていきそうです。

続きはこちらから
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ