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[5/15〜5/21の運勢]5月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

弱くて哀れでなぜか笑える

今週のさそり座は、今の日本社会に対抗していくだけの人間的な器が問われていくような星回り。

「人非人でもいいじゃないの。私たちはなお、生きてさえいればいいのよ」は、太宰治の晩年に書かれた短編『ヴィヨンの妻』を締めくくる有名なセリフです。「人非人」とはいわば、“ひとでなし”の異称であり、この小説の語り手である「私(さっちゃん)」の旦那である、自称詩人の「大谷」のこと。

底知れぬやさしさとはげしさを秘めた肉の戦慄。「大谷」が当時の日本そのものだとしたら、語り手である「私」は男性中心社会の行使した権力や横暴に対する、抵抗の根源にあるものの象徴だったのかも知れません。

あなたもまた、現在の日本を相手に、どれだけのユーモアと冷静さをもって「文明の果ての大笑い」を発動させていけるかがテーマになっていきそうです。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

奥行きを取り戻す

今週のいて座は、心地よい緊張感と集中力とを取り戻していくような星回り。

『揚羽蝶森の空気のひとかたまり』(津川絵理子)という句のごとし。光が増せば増すほど、闇もまた濃くなる。

みながみな公正さを振りかざし、耳障りのよい言葉で自身を飾ったり、自身のまわりから闇を追いやろうとすればするほど、人間の本質としての“悪”はますます力をもって存在感を放ってくるものなのではないでしょうか。

あなたもまた、崩れかけていた居住まいをただすような機会を迎えていきやすいでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

必死こく

今週のやぎ座は、綺麗なだけの存在であろうとする代わりに、すすんで醜さをまとっていこうとするような星回り。

周囲を寄せつけず、こちらを圧倒するようなものに対しても、人びとは惹かれてしまうものであり、そうした存在として日本で古来より人びとを惹きつけてきた最大の存在が「お不動さま」、すなわち不動明王でしょう。

仏教学者の渡辺照宏は、不動明王こそ「奇怪」にして「崇高」という「ヌミノーゼ(言葉では言い難い非合理的で、さまざまな宗教的要素を包含したもの)」の体現者であり、それゆえに人びとはそこに「畏怖」を感じてひれ伏すと同時に、どうしようもなく「魅惑」を感じて引きつけられるのだと言うのです。

あなたもまた、そうした烈しい矛盾の中に身を置いていくことで、自身もまた少しでも「お不動さま」に近づいていけるかがテーマとなっていくでしょう。

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