2023年6月16日(金)東京・としまえん跡地にオープン予定の「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。今回は、ハリーポッターシリーズに何度も登場する魔法使いの玄関口「ダイアゴン横丁」のセットに潜入!まるで映画の世界に迷い込んだ気分になる、本物さながらのセットを取材しました。
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」とは?
大広間 ホグワーツの教職員
‘Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. – Wizarding World publishing rights © J.K. Rowling.
「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界最大規模であり、アジアでは初のオープンとなるスタジオツアー東京。映画でも人気のホグワーツの大広間や、5月11日にお披露目した世界初のセット「魔法省」など、美しい衣装や小道具、魔法の生き物たちと出合いながら、映画製作の裏側を追体験することができます。すべてを見て回る場合、4時間以上かかることもあるんだとか…!
初公開された「ダイアゴン横丁」に潜入
そして今回お披露目となったのが、活気あふれる魔法界の商店街「ダイアゴン横丁」。ホグワーツ魔法魔術学校の生徒にとって、新学期の準備に欠かせない場所です。
映画『ハリー・ポッターと賢者の石』で、ハリーが初めて魔法界に足を踏み入れた時に見るのがこの「ダイアゴン横丁」。空飛ぶ箒やフクロウ、杖などマグル(人間)界では見ることのできないユニークなお店の数々に、ハリーと同じく心躍らせた方も多いのではないでしょうか。
シリーズ中、壁の位置や店の並びを変え、何度も登場する「ダイアゴン横丁」のセット。映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の撮影では、雪化粧したホグミード村としても利用されています。このセットの改変のために、6人のスタッフが1カ月かけて作業したんだそう。
スタジオツアー東京ではこの「ダイアゴン横丁」を店舗のカラフルな外観や、緻密な内装まで精巧に再現。まるで魔法界に迷い込んだようなふわふわとした高揚感と熱気に包まれるはず。
ここは見ておきたい!「ダイアゴン横丁」の見どころ
横丁の入口付近に高くそびえたつのが、魔法界で一番安全な貴重品の預け先「グリンゴッツ魔法銀行」。映画は3階建てでしたが、実際のセットは2階建て。3階部分はCGで表現していたそうですよ。地面から斜めに建てられた個性的な建築にも注目です。
路地裏の壁には指名手配中のハリーやベラトリックス・レストレンジの張り紙も。細かい部分の再現度も抜群!
「ダイアゴン横丁」の突き当たりにある、鮮やかなオレンジと紫色の3階建ての建物。映画にも印象に残るシーンで登場する、ウィーズリー家の双子の店、「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」です。18世紀の店構えをイメージして作られたこの店は、撮影期間中に3カ月以上かけて建設されたんだとか。
建設期間のほとんどを費やしたという、高さ6mを超える動くマネキンも再現。フレッドとジョージのお茶目さを表現した仕掛けもあるそうで、気になりますね!
お店の中にはゲーゲートローチの広告キャラクターが。実際に、店舗の中は120種類もの商品が個々にデザインされているんだそう。(細かい…!)
こちらも映画でお馴染み「オリバンダーの店」。扉の中は1万7000以上の杖の箱で埋め尽くされています。よく見てみると、それぞれの箱には番号やルーン文字などが表記されたラベルが貼ってありました。映像でなく自分の視点でディテールまで見ることができるのも、スタジオツアーならではの楽しみ方ですね。
ふくろうのお店や箒のお店なども。ショーウィンドウにはニンバス2000(!)が浮遊していました。
「ファンタスティック・ビースト」に出てくるニフラーの文字も発見。J.Kローリングの頭の中にはこの時から伏線があったのでしょうか…⁉
奥には知る人ぞ知る横丁への玄関口「漏れ鍋」。壁がところどころはがれているのも映画を彷彿とさせますね。
ダイアゴン横丁
「漏れ鍋」から出てきて見える風景がこちら。映画の中でハリーが最初に見る景色です。通り全体が少し曲がったり、斜めに建設されているのも、幻想的な場所にするための美術監督のアイデアなんだそう。