大皿に盛った料理は、「取り箸」を使うと衛生的でスムーズに料理と取り分けられます。とくに取り箸専用に作られたものは、便利でデザイン性の高いものがたくさん。今回は、食卓を整えるおすすめの取り箸をご紹介します。ぜひ取り入れてみてくださいね♪
akiyon
食卓に「取り箸」のある生活を
普段の食事に「取り箸」は使っていますか? 筆者の場合は、普段使っていない食事用のお箸を使ったり菜箸で代用したり……と、特に専用の取り箸は用意していませんでした。正直「いつものお箸で十分…」とさえ思っていたほど。
しかし今回、取り箸を使ってみたら、そんな概念を覆されました。使い勝手が全くちがうのです。そこで今回は、さまざまなシーンに合うおすすめの取り箸をご紹介します。日本特有の取り箸文化を、ぜひご家庭でも取り入れてみてくださいね♪
「取り箸」の正しい使い方
「取り箸」とは、お皿に盛りつけられた数人分の料理やお菓子を、ひとりひとりのお皿に取り分ける際に使うお箸のこと。お店でも、大皿料理に添えられていることが多いですよね。
取り分けて食べるときには、やはり自分のお箸をそのまま使うのはNG。お箸をひっくり返して、手に持っていた方を使うのも「逆さ箸」としてマナーに反します。なるべく取り分け用のお箸やサーバーを使って、気持ちよく食事を楽しみましょう♪
実は「取り箸」を使うのは、直箸をよくないものとする日本ならではのマナー。懐石料理の盛り皿には取り箸が渡してあり、各人がお皿を手元に引き寄せて自分の分を取り分けます。お箸の両側が使えるようになっていて、魚と精進料理が別々に取り分けられるところが合理的なんですよ。
そんな懐石料理のマナーにならって、家庭でも取り箸をスマートに使えたらすてきですよね。普段の家庭料理でも、お料理を盛ったお皿にさりげなく取り箸を添えてみましょう。自然と各々が好きなときに取り分けて、会話もはずむ和気あいあいとした時間を過ごせそうですよ♪
おすすめの「取り箸」をご紹介
取箸 利休布衣 1,836円(税込)
今回はおすすめの取り箸を、「箸蔵まつかん」の商品からご紹介します。「箸蔵まつかん」はお箸の専門メーカー。日本人の暮らしに欠かせないお箸を良質な素材で、ていねいに作っています。バリエーションが豊富なので、いろいろなシチュエーションで役立つお箸が、必ず見つかりますよ。
まず、はじめに手に入れたい取り箸は、両端使えるタイプのもの。長さが30cmあるので、大きなお皿に渡すことができ、中央部分についている滑り止めも手によくなじみます。先端部分がほどよい細さで、お料理をスムーズに取り分けられますよ♪
取箸 スス竹利休中節 2,700円(税込)
竹素材で作られた取り箸は、丈夫で、手で握るときの"あたり"が心地よいのが特徴。華奢なフォルムがスタイリッシュで、すっとお皿に渡すだけでテーブルもシックにまとまります。
こちらの取り箸も両端が細くなっていて、どちら側でもつまめる構造。味の違うものが盛り合わせられていても、わざわざ2本の取り箸を用意しなくてもすみますよね♪
取箸 ねじり 1,820円(税込)
いなり寿司や巻き寿司などの少し重みのある料理を取り分けるなら、太さがあって安定感のある取り箸があると便利ですよね。こちらはそうしたシチュエーションにぴったりの商品です。
表面がねじれたように削られていて表情豊か。ていねいに細工してあるので、とても滑らかな触り心地なんです。おもてなしや、特別な食事のときにおすすめ♪
古代箸 拭漆 2,808円(税込)
こちらは「古代箸」とよばれる、トング状の取り箸です。自然素材を曲げて作られていて、ほとんど力を入れなくてもつまめるところに、金属製のトングとは違った使い勝手のよさを感じます。
素材が軽く"しなる"ので、フルーツやケーキといったやわらかいものも、潰さずつまむことができて便利です。テーブルコーディネートを格上げするような、上質な素材感やデザイン性のよさもポイント♪