シンプルでモダンに整った空間に、ディテールにこだわったクラフト感のあるアイテムを加えて、「遊び心」が感じられるように。8畳の一人暮らしのお部屋を拝見しました。
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「余白」と「動線」を意識した1K
Kaiさんが初めての一人暮らしに選ばれたお部屋は、32㎡ほどの1K。
職場が近く、収納やキッチンに十分な広さがあったことから選ばれたお部屋です。
築22年と少し年数が経っているお部屋ですが、好きなインテリアのイメージに合わせて、ご自身で床をはり、巾木を白に変えていらっしゃるそう。窓もカーテンではなくブラインドを合わせてすっきりと。
居室の広さは8畳ほど。ベッドとクッションソファ、ローチェア、ダイニングテーブルを置いて、ゆったり使われています。
暮らしやすいように、「余白」や「動線」を意識してインテリアをつくられているというKaiさん。ベッドも、マットレスより少し大きいフレームを選んで、あえて「余白」の部分をつくっています。
窓の前にはものを置かないようにして、部屋に入ったときに視線を遮るものがないように。
色数を絞って、統一感を
狭い部屋なので、使う色の数は抑えて、全体に統一感が出るようにしているとKaiさん。
こだわって選んだ家具やアイテムも、ホワイト、グレー、ウッドベースのシンプルでモダンなデザインのものが多いです。
窓際に置かれている「ニーチェアエックス」はお気に入りの家具。
「一番最初に買った椅子です。昔からある名作といわれるデザインで、座り心地がとてもよく、かつ折りたたみができるので掃除もしやすいのが気に入っています」
ストラップで壁にかけられているコンパクトな銀色のスピーカーは、Bang&Olufsenのもの。
「もともと違うスピーカーを使っていましたが、棚の上でスペースをとったり、あまり気に入っていませんでした。これは、音質が良いことで有名なメーカーのもので、壁掛けもできてかつミニマルなデザインで気に入っています」
こちらの木製のオブジェは、じつは延長コード。BLESS の「CABLE JEWELRY」という商品で、一般的には“隠す”配線を、部屋のメインのインテリアにしてくれるほどのデザイン性の高さがお気に入りのポイントだそう。
リモートワークは、ダイニングも兼ねるテーブルに、ハーマンミラーのセイルチェアを合わせて。
「座り心地も機能も、ハーマンミラーなのでとても良いのですが、やはりデザイン的に自分の部屋になじむところが一番のポイントでした」
最低限の収納に合わせて、ものを厳選する
Kaiさんのお部屋にある収納は、クローゼットのほかには、こちらのHAYのオープンラックと
収納として活用されているベンチのコーナーのみ。
「ものの数に合わせて収納を増やすというより、最低限の収納に合わせて、ものを厳選するようにしています。高さのある棚は部屋が狭く見えてしまうので用意せず、お気に入りのものだけに絞って収納しています」