夏に向かう季節の変わり目は気温差も大きく、お疲れ気味の方も多いはず。そんな方におすすめしたいのは、太陽の恵みがたっぷり注がれた柑橘スイーツでのリフレッシュ。とりわけここ数年はレモンケーキがブームで、かくいう私もさまざまな店の食べ比べにハマっています。
美味しさだけではなく、見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第55回目は週末百貨店の「週末シトロン」をご紹介します。フランスの伝統菓子に着想を得たというユニークさに心ときめきました。
週末が楽しみになる、新しいコンセプトのレモンケーキ
奈良県北葛城郡の人気カフェ「ナナツモリ」がプロデュースする、小さな焼き菓子店「週末百貨店」の看板商品が「週末シトロン」というレモンケーキ。催事で1日1000個売れた実績を誇る人気商品です。
他と一線を画すのは、ウィークエンドシトロンというフランス発祥の伝統菓子を着想源にして、新しいレモンケーキを目指したところにあります。
ウィークエンドシトロンは「週末に大切な人と一緒に食べたいケーキ」という意味が込められた、レモンが香るバターケーキ。週末という言葉には、なぜかワクワクした気持ちにさせる響きがあります。楽しい予定が入っているならばもちろんのこと、特に予定があるわけでもない時も待ち遠しくなりますよね。
そんな週末のワクワクを加速させてくれるのが「週末シトロン」です。
ワクワク楽しい週末をポップなイラストで表現
パッケージのデザインは、人気のSubikiawa食器店が手がけています。
カラフルで不思議な幾何学模様、お花やセクシーな足……と、その世界観はおもちゃ箱をひっくりかえしたような賑やかさ。側面や裏側まで楽しいイラストが描かれ、手に取るだけでウキウキします。
しっとり甘酸っぱい!レモンを感じるオリジナルのレシピ
昔ながらのレモンケーキの製法ではなく、ウィークエンドシトロンの製法を参考に独自にアレンジした「週末シトロン」。
小麦粉とアーモンドプードルの配合や、混ぜ方にこだわることでしっとりした食感に。また、手軽なレモンケーキというよりは、「パティシエの作るケーキとして楽しんでもらいたい」という思いから、生地と相性のいいホワイトチョコを表面に薄くかけています。
その真っ白なコーティングにちょこんとのったピスタチオは、週末にお化粧をしてお出かけする女の子をイメージしていて、なんだかワクワクするような遊び心を感じられますね。
しっとりした生地を噛みしめると、地中海産レモン果汁の甘酸っぱさとバターの風味がじゅわり。ホワイトチョコからもレモンが香るので、清々しい気持ちで満たされます。一ヶ月ほど日持ちがするので、ゆっくり時間がとれる週末に「週末シトロン」を味わってみて。