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[太らないそうめん]に必要なものは身近にある?管理栄養士がお勧めしたい「ダイエットそうめん」

夏においしい、冷たいそうめん。。。。とはいえ、そうめんばかり食べていては糖質過多になってしまいます。ここでは、「そうめんをおいしく食べたい!」という願いと、「そうめんを食べても太りたくない!」という両方の願いを叶えるべく「ずるいそうめん」について考えてみます。夏季(6〜8月)限定のそうめん連載、ぜひご覧ください。

なぜそうめんを食べると太るのか?

冷やしそうめんがおいしい季節になりました。食欲がないときでも、細くてツルツルと食べれるそうめんなら、いくらでも食べれるという人は多いと思います。食べているときは「カロリー0」にも思えそうなそうめんですが、普通に食べていたら、もちろん太ります。。。。。

小麦粉と塩から作られるそうめんは、どうしても糖質過多になりやすく、タンパク質やビタミン、ミネラルが不足します。また、糖質をエネルギーにするために必要なビタミンB1も不足するため、代謝を著しく低下させるのです。さらに冷たい麺が胃腸を冷やし、消化吸収機能を低下させて、必要なものを体内に取り入れることが難しくなると、ますますそれらを進行させます。このようにしてエネルギー切れでダルいのに、痩せないという最悪な状態に陥っていくのです。

つまり、そうめんを食べても太らないようにするためには、タンパク質と野菜(海藻やキノコなども含む)を組み合わせて、糖質単体摂取にならない工夫が必要です。さらに、身体を冷やさない工夫も取り入れていきましょう。

「太らないそうめん」は、すぐ身近にある!

このような条件を満たすことは難しそうにも聞こえますが、じつはとてもシンプルで、身近にあるものです。

たとえば、うどん屋さんで「きつねうどん」に「わかめ」のトッピングを追加し、卓上の「七味唐辛子」をかけて食べる…… それだけで「ずるい」食事は叶うのです。これをおうちのそうめんに応用しましょう。

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きつねとわかめのうどん

味付けいなり →タンパク質

そうめんだけでは不足してしまうタンパク質。身体の材料であるタンパク質が不足している状態で、痩せることはできません。タンパク質豊富な肉や魚は調理も面倒…… そんなときに活躍するのが大豆製品です。ここで使用するのは味付けいなり。市販のものは甘すぎるので、自分で作ってみるのもいいですね。

手作りは難しいんでしょ? と思ってる方、そんなことないんです。油揚げに熱湯をかけて油抜きし、醤油とみりんで煮るだけ。味付けに醤油とみりんを使うのが面倒なときは、めんつゆでもOK。火を止めたらそのまま置いて味を含ませます。一度にたくさん作って冷凍保存しておくと、すごく便利です。

そうめんはもちろん、うどん、そば、ごはんというように、和食全般の炭水化物によく合います。麺類は冷たいぶっかけだけでなく、温かい麺でも。わが家は、いなり寿司だけでなく、混ぜごはんやちらしすしにもよく使います。

手軽に摂れる、優秀なタンパク質源です!

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きつねそうめん

わかめ →食物繊維・ビタミン・ミネラル

ダイエットのために積極的に摂って欲しいのが、腸内細菌のエサとなる水溶性食物繊維。腸内細菌による発酵で産み出された短鎖脂肪酸には、整腸作用だけでなく、余分な脂肪を蓄積させない働きもあるのです。わかめには水溶性食物繊維・アルギン酸が豊富に含まれています。

また私たちが不足しがちなカルシウムや鉄、抗酸化作用のあるβカロテン(→体内でビタミンAに変換される)とビタミンC、エネルギー代謝に欠かせないビタミンB1・B2…… というように、わかめは大変優秀な食品です。

しかも乾燥なら長期保存でき、水で戻せばすぐに使える! 乾燥わかめは常備しておきたいですね。

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優秀食材「乾燥わかめ」は、常備しておくと便利!

温食材:七味唐辛子

ただし、冷たい麺は身体を冷やします。さらにわかめを含む海藻類は、身体を冷やす作用が強いので、温食材をプラスしましょう。おすすめしたいのが七味唐辛子。唐辛子、山椒、陳皮などには血行を良くして、身体を温める働きがあります。また胃腸を温めて消化を促し、食欲を増進させる作用も! とはいえ、かけすぎは×
スパイスの香りを楽しめる程度で取り入れましょう。

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香りを楽しむ「七味唐辛子」で、温!

いかがでしたか?
こんな簡単な組み合わせで、そうめんは「ずるく」なれます。
自宅でも外食でも…… ぜひ、お試しください。

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