普段みそ汁を食べていますか?みそに含まれる栄養がダイエットにとても良く、野菜をたっぷり使って作る『おかずみそ汁ダイエット』が今とても話題です。そもそもどんなダイエット法なのか、やり方をご紹介しますよ。無理せず継続できるダイエットが成功への近道です!
macaroni編集部
『おかずみそ汁ダイエット』が画期的
若々しく健康でいられるため、男性・女性問わず食事に気を遣ったり、ダイエットに励んだりしている人はきっと多いでしょう。
いろんなダイエット法がメディアで紹介されていますが、やはり継続することがダイエットのコツ。自分に合わない方法で無理をしてしまうと、バランスをくずし反動でリバウンドしてしまうこともあります。
今回ご紹介するダイエットは、みそ汁を食べて健康的に体重を落としていく方法です。このダイエットを考案したのは福岡県にある工藤内科副院長の工藤孝文先生。『おかずみそ汁ダイエット』の著書本を今年2月に出版し、ベストセラーとなって話題を呼んでいます。
野菜ソムリエである筆者も太鼓判のダイエット!さっそくその方法とコツ、実際に作ってみた感想をお伝えします。
おかずみそ汁ダイエットとは
最強の発酵食品「みそ」には秘められたパワー
みそには、ダイエットに効果的な栄養がたくさん含まれています。体に吸収されやすい必須アミノ酸、エネルギー代謝に関与するビタミンB群は、特にダイエット中必要な栄養素です。みその熟成によって生まれる褐色色素成分メラノイジンには、血糖値の急上昇を防ぐ効果も期待されています。
野菜不足を解消
厚生労働省が発表するデータから、成人1日あたりの野菜摂取目標量は350g以上とされています。野菜はご存知の通り、食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富で、低カロリーでお腹を満たしてくれる食材。また、生の状態だとなかなか食べられない量でも、煮ることでかさが減り、たっぷり摂取できます。まさにたっぷり野菜が入ったみそ汁は野菜不足を解消する近道なんです。
みそ汁ファーストで食べ過ぎをリセット
今回ご紹介する、おかずみそ汁ダイエットは、野菜摂取目標量を基準に分量を設定しています。食事の最初に具だくさんみそ汁を食べることでお腹を満たし、ドカ食いを防いで、自然と食べる量を減らしていきますよ。
おかずみそ汁ダイエットのやり方
みそ汁1杯に1/2日分の野菜を入れる
ひとレシピにつき、350g分の野菜を使用します。基本的に分量は2人分なので、1日の目標摂取量の半分を補うことができます。もちろんひとり暮らしの方でも、残りは翌日に食べるなどして、上手にやりくりしていきましょう。
食べる順番はみそ汁ファースト
さきほどもご紹介したとおり、まずはみそ汁を最初に食べることが大切です。熱々のみそ汁を冷ますために、フーと吐く行為が、副交感神経を刺激してリラックスモードに。温かい汁物は、腸を温め幸せホルモンのセロトニンが分泌されて、満足感を得られるんだそう。
ゆっくり食べることでお腹が満たされ、出汁のうまみ成分でリラックス効果も見込まれます。
1日1食、みそ汁を食べる
またおかずみそ汁ダイエットは、1日1杯みそ汁を食べること。そして、やせ効果を得られやすい食事のタイミングは夕食です。エネルギー消費量が減るため、野菜たっぷりの具沢山みそ汁を食べて、食べ過ぎを防ぎます。夜のカロリー摂取を抑えることができれば、きっとダイエットを成功へと導いてくれるはず。
おかずみそ汁ダイエットなら無理せずできる!
こうしてみると、おかずみそ汁ダイエットには、痩せポイントがたくさん詰まっていることがわかりましたね!
次回は、実際にレシピを作ってご紹介したいと思います。
おかずみそ汁ダイエット考案:工藤内科 副院長 工藤孝文先生
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は、福岡県みやま市の工藤内科で診療を行っている。「ガッテン!」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)、「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ)「名医のTHE太鼓判」(TBSテレビ)などのTV番組へ出演するなど、メディア出演多数。
日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本抗加齢医学会・日本東洋医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会・小児慢性疾病指定医。