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[7/24〜7/30の運勢]7月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

真夏の誠実さ

今週のかに座は、真夏特有の実在感覚にリアルな自己表現を与えていこうとするような星回り。

仏教のお盆の行事が始まるずっと古い時代から、人間は真夏の夜になると好んで怪談が語られてきました。

現実の世界に、じっさいに存在する場所で、日常世界とは必ずしも重なっていないもう一つのアナザーワールドとの接点が確かに実在したんだ、というなまなましさが何よりも重要なのであって、言わばそうした人間界と自然界とのつながりの痕跡や状況証拠として、怪談は語られ続けてきた訳です。

あなたもまた、うすうす感づいていたこの世界の変容について、自分なりの感覚や体験を通じて語り出していくべし。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

まなざしの反転

今週のしし座は、シンと静まりかえった暗闇のなかで心の眼を開いていこうとするような星回り。

『白魚や黒き目をあくのりの網』(松尾芭蕉)という句のごとし。ここでは「白魚」は作者である芭蕉や、私たち自身の喩えになっています。「のり」とは「法」、すなわち自然界を貫いている自然法則や、物事を実際に動かしていく際に依拠すべき根拠や基準や説明としてのロゴスのことを指しています。

そして、「網」とは私たちが周りの世界の出来事に何かしら意味をつけて分節し、何かを得よう、すくいとろうとして作られる心の構えや、さまざまな思念のネットワークのようなものとして解釈できるはず。

あなたもまた、主観と客観を超えた“そこ”を自身自身で経験していかんと試みていくべし。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

そうでなかった自分に成る

今週のおとめ座は、意味だとか知識だとかにがんじがらめになっている状態から、一歩も二歩も踏み出していこうとするような星回り。

「学をなせば日に日に増す。道をなせば日に損す」という老子の言葉のごとし。老子の48章に出てくるこの一節では、学ぶということの関する二つの道行きが示されています。すなわち、日々知識を増やしていく道と、知識を減らす道ですね。

後者の道について老子は、日々損をする引き算をしていくことで、言葉だけで物事が理解できると見なしていた自分を否定して、不可能なるものを見ることができれば、それは「全てを為す」ことに通じるのだと言っているのです。

あなたもまた、ただいたずらに知識や知っていることを増やそうとするのではなく、むしろそういう自分が否定されるところまで徒手空拳で暗中を模索していくべし。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

体内にうごめく力

今週のてんびん座は、ある種の“身体性の称揚”をぶち込んでいくような星回り。

『瀑布までからだを運ぶからだかな』(五島高資)という句のごとし。「瀑布(ばくふ)」ないし滝しぶきは、真夏のこの時期に人間が想像しうる涼感の極致とも言えるものですが、日常を一歩も二歩も超えていった先の、さらに奥まったところに鎮座しています。

掲句はかどわかされた<わたし>をめぐる、ひとつの事件簿であり、日ごろは堅く保持されているかに見える意識―身体、頭脳―肉体の主従関係が見事にひっくり返された歴史の一幕に他ならないのだと言えるのではないでしょうか。

あなたもまた、そうした記述をさらりと自身の人生脚本に書き加えていくべし。

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