今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
祈りの受容
今週のみずがめ座は、欠けていたピースを埋めていこうとするような星回り。
『三人とががんぼのゐる夜(よ)なりけり』(宮本佳世乃)という句のごとし。夏の夜に仲間同士で部屋に集まって何やら語りあったりしているうちに、気付くと気配がひとり増えていて、振り返るとそこには蚊よりもはるかに大きく、長い脚をもつががんぼがいた。
で、なんとなくこの「ががんぼ」というのは、死者のことなんじゃないかと思うのです。
あなたもまた、どうしたら現実にかけている「4番目の存在」を見出していくことができるかが問われていくことになるかも知れません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ヤシの実の遠い記憶と共に
今週のうお座は、これまで自分が見てきた現実とは異なる、もうひとつの現実を見ていこうとするような星回り。
特攻隊の部隊長として南洋の島に赴任し、飛行一歩手前で終戦を迎え、その後奄美に移住して暮らした作家の島尾敏雄は、戦後になって日本のことを「ヤポネシア」と呼びました。
ヤポネシアという響きはポリネシアやインドネシアなどと同様、古代ギリシャ語で「諸島」を意味するネーシアに由来しています。日本では多くの水路や川が埋め立てられ、わたしたちの日常世界はすっかり“大陸的”になってきましたが、311のような甚大な被害をもたらした大地震を経験して以降の世界では、そうした神話は人びとの意識の中でもすっかり揺らいでしまっているのではないでしょうか。
あなたもまた、これまで自分が当たり前のように受け止めてきた“事実”や“現実”を、まったく違う形で認識し直していく必要に駆られていきやすいでしょう。
isuta毎日占い(毎日朝8時更新)
isuta恋愛占い(毎月1日、15日朝10時更新)
isuta週間占い(毎週日曜日夜22時更新)
isutaの運勢グラフ(毎月1日朝8時更新)