各々の“らしさ”が凝縮されている、バッグの中身を大公開。今回は、美しい自然の風景をデザインした小物やファッションアイテムを制作されているデザイナー/雑貨作家のpicnicさんのバッグの中身を見せてもらいました。
今回の語り手は
「いつもの日常に、彩りをそえられるモノ」をテーマに自然の魅力をモチーフとしたスマホケース、バッグなど、日常で使うものを幅広く手がける作家・picnicさんのバッグの中にはどんなものが入っているのでしょうか。
わたしのバッグの中身をひと言でいうと、「シンプルとカラフル」。シンプルで永く寄り添える服装が好きなので、持ち物は彩りのあるものを使っています。とはいっても、自分でつくったものを自分で使っているだけなのですが……!
ものを買うときは個人でつくられている作品や、なくなってしまったら困るブランド・お店をまずチェックするようにしています。「買い物」とは、つくり手を応援することだと思っているんです。
ものを選ぶときに考えるのは、そのものが永く寄り添いたいものなのか、それとも気持ちを上げてくれるものなのかということ。永く寄り添いたいものを選ぶときは、デザインや耐久性、軽さを重視。気持ちを上げてくれるものを選ぶときは、見つけた瞬間の自分の感情がお財布事情を飛び越えることができたらお迎えするようにしています。
・財布
・馬のキーホルダー
・ウォーターボトル
・ブックカバー
・めがね
シンプルデザインの豚革バッグ
Hender Schemeという日本のブランドのバッグを使っています。ものを入れる箇所はひとつしかないので使い勝手はいまひとつなのですが、豚の革でできていて、軽くて丈夫なんです。ふたつのサイズを持っていて、荷物の量によって使い分けています。飽きの来ないデザインなので、長年愛用していますね。
ひと目惚れした木彫りのキーホルダー
馬のキーホルダーは、作家のkitonaさんが木彫りでつくった作品です。普段、かわいい雰囲気のものを持つことは滅多にないのですが、このキーホルダーは写真をひと目見たときに魅了され、個展に行って購入しました。馬の表情やかたち、質感などがとても気に入っているので、鍵を開けたり閉めたりするたびに心躍っています。
おそろいのめがね&サングラス
8年くらい前に出会ったayameのめがねです。いろんな角度から見ても美しいデザインが気に入っていています。日差し対策でサングラスが欲しくなったときも、同じayameのめがねを買い、ずっと使っていたもののレンズをサングラスに替えました。サングラスをかけて出かけるときは、カバンの中にもうひとつのめがねを持ち歩いてます。
ボトルにはお気に入りステッカーを貼って
KINTOのウォーターボトルもお気に入りです。好きなイラストレーター、丹野杏香さんのシールを貼って愛用しています。保温性はないのですが軽さが魅力。蓋とシリコンパッキンなどのパーツを購入できるところも便利です。以前、火の近くに置いてしまい蓋を溶かしたことがあったのですが、オンラインショップで蓋だけでも買えることを知って、さらに好きになりました。
永く愛用できるデザインと耐久性
財布はVinのコンパクトウォレットを愛用しています。断裁から仕上げまでをデザイナー本人がハンドメイドで行っているブランドです。年月が経ってもさびれない洗練されたデザインで、永く愛用できる耐久性も気に入っています。
人生を変えてくれたスマホケース
特に思い入れのあるアイテムは、自分の作品でもあるスマホケースです。会社員を辞め、picnicを立ち上げて最初につくったもののひとつがこのスマホケースでした。このスマホケースをつくっていなければpicnicの活動はすぐに終わっていたのではないかと思えるくらい、たくさんのご縁をいただくきっかけにもなり、命の恩人のような存在です。
picnicさんの作品