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「ただめし」を誰が食べてもいい。人をジャッジしない、未来食堂のつながり方

実は、筆者は数年前に未来食堂に通っていたことがあります。当時は駆け出しの社会人だったため時間や余裕もなく、興味はありつつも『まかない』や『ただめし』の制度に挑戦することはできませんでした。

私のように、なかなか具体的な行動に移すことができない一般の人が、誰かのためにできることはあるのでしょうか。

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この日は「夏野菜と塩豚の玉子チャンプルー」がメインの定食
Hirohiko Namba / OTEMOTO

「少なくとも、自分ができないことをしている人の邪魔をしないことですね。先頭に立って何かをしている人をSNSで誹謗中傷したり、モチベーションを下げるようなことをするのは絶対にやめてほしいです。何かのために必死になって頑張っている人を、素直に受け入れる社会になることを願っています」

取材に伺った日のメニューは、「夏野菜と塩豚の玉子チャンプルー」。この彩り豊かな料理も、小林さんがこの日も未来食堂の厨房で仕込んだものです。なんの変哲もないけれど、どこか温かい気持ちになることができる未来食堂の定食が、今日も人と人とを繋いでいます。

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