東京屈指の観光地・浅草。昔ながらの下町の雰囲気や江戸の粋を感じられることから、国内外を問わず多くの観光客で一年中にぎわいます。浅草寺や仲見世などの大定番はもちろん、浅草らしい名店や体験スポットも充実しており、散歩の立ち寄り場所には事欠きません。本記事では、そんな浅草を一人でのんびり楽しむ散歩コースをご提案。浅草駅発着、午前中から夕方までの一日コースです。
今回のお散歩コースをチェック!
今回は、定番スポットを中心にのんびり巡る浅草の一人散歩コースをご提案。浅草駅発着、午前中~夕方までの一日コースです。
【コース紹介】※カッコ内は徒歩移動の目安時間やルート
浅草駅→(約1分)→亀十→(約1分)→雷門→浅草仲見世商店街散策→(雷門から約4分)→中清→(約4分)→浅草寺→(約1分)→Sukemasa Coffee→(約5分)→浅草演芸ホール→(約10分)→浅草駅
【10時前】浅草土産の代表格!大人気のどら焼きを買いに行く/亀十
浅草散歩のスタートは老舗の和菓子屋さんから。
東京メトロ銀座線の浅草駅2番出口から徒歩1分のところにある「亀十」は、言わずと知れたどら焼きの有名店。和菓子専門家の安原伶香さんも「浅草に行ったら絶対買いたい手土産和菓子」と紹介する一軒です。
職人が一枚ずつ手焼きした大判の皮は、小麦粉と砂糖、水というシンプルな素材のみで作られていながら、空気をたっぷりと含んでいるため驚くほどフワフワと評判。
「どら焼き 黒あん」と「どら焼き 白あん」の2種類があるので、食べ比べてみるのもオススメです。
連日行列の絶えない人気店のため、時間に融通の利く一人散歩の場合は開店(10時)のタイミングで訪れてスムーズにゲットするのが正解!浅草の名物を早々に手にすれば、さっそく一日の満足感が高まるはずです。
所在地
東京都台東区 雷門2-18-11
最寄駅
浅草
電話番号
03-3841-2210
【お昼前】雷門が目印!歴史ある商店街をそぞろ歩き/浅草仲見世商店街
亀十の目の前にある横断歩道を渡った先には、“雷門”の愛称で親しまれる浅草寺の総門「風雷神門」があります。その雷門から宝蔵門まで続くのが「浅草仲見世商店街」。日本で最も古い商店街の一つともいわれる、浅草散歩に欠かせない人気観光スポットです。
約250mの間には約90の店舗がひしめき、きびだんごを売る店、揚げまんじゅうや芋ようかんの名店、もなかや人形焼、雷おこし、金平糖を販売する店など、さまざまな菓子を売る専門店が多数。また、日本らしい工芸品を扱う土産物店も充実しています。
レトロな雰囲気を味わいながら、一人で気ままなそぞろ歩きを楽しんでみて。
所在地
東京都台東区浅草 1-36-3 仲見世会館
最寄駅
浅草
電話番号
03-3844-3350
【お昼】明治3年創業。文豪も愛した江戸前天ぷらに舌鼓/中清
ランチは少し奮発して江戸前天ぷらの名店へ。雷門からは徒歩4分ほど、商店街を進み伝法院通りを左折した先にある「中清(ナカセイ)」へ向かいましょう。
幕末時に広小路通り(現・雷門通り)に屋台として創業し、明治3(1870)年から浅草公会堂前に店を構えたという同店。文豪たちにも愛された店としても知られます。
江戸時代には、魚介類を揚げたものを“天麩羅”と称していたのだそう。同店の「天丼」は、そんな魚介の天麩羅を贅沢に楽しめる伝統的な江戸前天ぷらの丼。車海老二本とキス、そして小さいかき揚げも入っていてボリューム満点です。
仲見世の喧騒から離れ、静かでゆったりとした空間で美味しい天ぷらを味わう贅沢な時間。名店の歴史に思いを馳せながら、じっくり堪能してみてくださいね。
所在地
東京都台東区 浅草1-39-13
最寄駅
浅草
電話番号
03-3841-4015
【お昼過ぎ】見どころいっぱい!浅草のシンボルで参拝を/浅草寺
おなかが満たされたら、浅草のシンボル「金龍山 浅草寺(センソウジ)」を目指します。中清から4分ほど、再び仲見世商店街に戻って進めば、仁王尊像が安置される「宝蔵門(仁王門)」が迎えてくれます。
浅草寺は、1400年近い歴史を持つ都内最古の寺院であり、毎年約3,000万人以上の参拝客が訪れる都内屈指の観光名所。天井に「天人之図」と「龍之図」(※2023年8月現在、剥落のため修復準備中)が描かれた本堂(写真)など、境内には多数の見どころがあるのでじっくり見て回って。
ちなみに、浅草寺のおみくじは他と比べて“凶”が多いという噂があります。運試しに一枚引いてみるのも良いかも!
所在地
東京都台東区浅草 2-3-1
最寄駅
浅草
電話番号
03-3842-0181