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慶応の応援に「当たり前が戻った」。失われた甲子園を目指す元高校球児の思い

野球のためだけではない

約1000人の元高校球児たちは11月29日、それぞれの青春を取り戻すために全国から阪神甲子園球場に集結します。大学で野球を続けている人、社会人野球をやっている人、野球から日常的には離れている人、それぞれの思いがあります。

ただ、大武さん自身は選手としては参加しません。当時所属していた東京都の城西大城西高校は、代替大会として開催された2020年度夏季東西高校野球大会の東東京大会で敗退したからです。

「東東京大会で優勝した帝京高校に参加を依頼し、僕はあくまで運営側として参加します。コロナがなければ甲子園に出るはずだったチームに出場してもらいたいからです」

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「あの夏を取り戻せ」プロジェクト発起人の大武優斗さん
出典:うぶごえ

うぶごえ

また大武さんは、このプロジェクトのねらいは野球をやり直すためだけではない、と話します。

「僕にとって失われたものはたまたま野球でしたが、当時は修学旅行や運動会がなくなり、多くの学生や若者たちの青春が失われました」

「このプロジェクトは、悔しさに終止符を打つことと、新しいことにチャレンジすることの両方の意義があります。モヤモヤを引きずっている若者が気持ちを切り替えたり、新しい挑戦をしたりするきっかけになるとうれしいです」

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