2017年の発売以来、「美しすぎる羊羹」として話題沸騰している福島・会津「長門屋」の「Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」。
「長門屋」は、江戸時代の幕末・嘉永元年(1848年)に、時の会津藩主・松平容敬(かたたか)公から、庶民のためのお菓子を作るよう初代が命を受けたのが始まりという老舗和菓子店です。
ジャズの名曲のタイトルを冠した「Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」は、6代目に当たる若女将の鈴木静さんが考案した品で、一番の特徴は、「切る度に絵柄が変わる」こと。
レモン羊羹でかたどられた青い鳥が、次第に満ちていく月に羽ばたいて向かう様子が描き出され、夢のあるお洒落な羊羹として大ヒット! 2017年の「グッドデザイン賞」や「新東北みやげコンテスト」グランプリをはじめ、数々のコンテストやアワードで受賞もしています。
その第二弾として、チョコレートと苺を活かして新たに開発されたのが、こちらの「Fly Me to The Moon chocolate チョコ羊羹ファンタジア」です。
可愛らしいピンク色の部分は苺チョコ羊羹。中には、国産苺やりんごのドライフルーツ、さらにカカオ豆を砕いたカカオニブも散りばめられていて、食感や味わいのアクセントとして楽しめます。
山並みを表したような土台部分は、小豆の羊羹からチョコレート入りの羊羹に。間に挟んである透明の部分は、オリジナルはシャンパンを使っていましたが、こちらは、お酒の飲めない方やお子様にも楽しんでいただけるよう、国産りんご味の錦玉羹になりました。
箱の絵柄は、最初の「羊羹ファンタジア」と同じく、福島県浪江町ご出身の日本画家、舛田玲香さんの描き下ろし。淡いピンク色の背景に白やピンク色の花が咲き誇り、なんともやさしい雰囲気です。
トッピングのドライフルーツも、できるだけ会津産のものを使っているという、地元への思いの伝わるお菓子です。
苺とチョコレートの味わいが紅茶にもぴったりで、ストレートはもちろん、ミルクティーにしても、「苺ミルクチョコ」のような感覚でよく合います。
チョコレートがとけやすいため、夏場だけは製造をお休みするそうですが、バレンタインやホワイトデー、卒入学や母の日、敬老の日など、ギフトとしても幅広く利用できて、喜んでいただけそうですね。