光熱費の急騰、物価高など、今まで通りに生活をしているのに、出費がかさみやすい昨今。お金を意識して使わないと気づけば今月も金欠…となり得ませんよね。「シンプルな暮らしと思考」が参考になる!と人気のミニマリストのminiさんにお金のかけどころ、抜きどころについてお伺いしました。
お金のかけどころ
健康に直結する食べ物はしっかり摂る
添加物の多く含まれる食品は避け、なるべく手作りで行うようにしています。
その代わり、月に一度の外食は、夫婦で思いっきり贅沢をしています。フレンチやお寿司、普段食べれないモノにきちんとお金をかけて本物の味をいただくのが何よりの楽しみなんです。
それに料理は気を紛らわすのに最適なんです。集中して作業をしていると悩んでいたことやモヤモヤした気分も、料理が出来上がるころには不思議と消えているんです。
感性を高めてくれる体験に
旅行やアクティビティ、今まで自分が体験したことのない感覚に触れたり、見たことのない景色や文化を体感することは、生きるエネルギーを生み出すために特に重要だと感じています。
年に数回思いっきり贅沢な旅や、絶叫するようなアクティビティを楽しむのが私の生き甲斐です。
勉強でスキルアップや自己肯定感をあげる
資格取得のための勉強やスキルアップのための習い事にもある程度お金をかけることは大切です。
知識や教養は人が持つ最大の財産だと私は思います。人には消して奪うことは出来ないのに、無限に与えることができます。
知識を増やすということは自己肯定感を高めるためにも重要です。価値観の視野を広げることで自分の居場所や強みを知れるきっかけにもなります。
お金の抜きどころ
小さな工夫で光熱費を節約
出来る限り同じ部屋で過ごし、エアコンや暖房にかかる電気代を節約。夫婦喧嘩した時も同じ空間にいると、仲直りしなくちゃという気分にお互いなり、いつの間にか仲直りしています。
休みの日は昼間はなるべく外出して公共施設などで過ごし、夜間の電気代の安い時間に電気を使うようにします。
身なりはシンプルに
メイクは薄めに、基礎化粧品はシンプルに長く続けられる工夫をしています。化粧水、パック、オイルなどいつも同じメーカーのものを買うようにし、迷ったりお店に長居する時間もなくなりました。
なるべく素の自分を受け入れ、無理はしないようにしています。エステにも行ったことはありません。
ヘアスタイルはセミロングからショートに。ショートカットはヘアケアにかかる光熱費やスタイリング剤がかなり少なくて済みますし、朝のセットもあっという間に終わります。少し伸びたりもたついたら、自分でカット。後頭部は夫がチェックしてくれます。
ダイエットはタダでやる
実はここ数年で6㎏ほど太ってしまったのですが、わざわざジムに通ったり高いダイエットサプリにお金を使うのはもったいないですよね。
そこで私が行き着いたダイエットは、糖質制限とウォーキング。糖質制限と言ってもそこまで厳しいルールではなく、3食の糖質をそれぞれ半分にするというもの。例えばお茶碗一杯の白米を半分の量にするだけ。あとは1日一万歩を目標に歩きまくるんです。
そうして約3ヶ月でマイナス5kg痩せました。このダイエットは今も継続中ですが、今はすっかり日課になり、歩かないとソワソワ落ち着かないまでになりました。
体型を維持することは、服なども買い替えずに済むので結果的に節約に繋がります。
人間関係の断捨離
ここ数年で人との付き合い方への考え方が大きく変わりました。コロナで会いたい人にも会いたくない人にも距離を置かなければならなくなり、今後自分が一緒にいたい人や付き合いを続けたいと思う人が明確になった気がします。
お金や時間を使ってまでも会いたい人って、私には一体何人いるんだろう。そんなことを意識すると、自然に交際費も減りました。
実は最近、20代の頃から付き合いをしていた方と距離を置くことにしました。社会に出たり子育てなどを経て、お互い考え方や価値観も変化し、ぶつかることもしばしばありました。最近ではたまに会っても愚痴ばかり。
ダラダラと時間潰しのような付き合いを続けてもお互いのためにはなりません。前を向き、お互いが向上できる相手とよい時間を重ねていきたいものです。
目には見えないものに焦点を
良質なモノを身につけたり、使用したりすることももちろんよいのですが、モノ自体に価値を見出だすのではなく、そのモノが生み出すことにも注目してみてください。
そうすると自ずと、心豊かにしてくれるお金の使い方が見えてくるはずです。