値上がりが続き、家計のやりくりがますます難しくなっています。支出を減らすために最初にすべきは、お金の流れを把握することです。その一番確実な手段は家計簿ですが、なかなか続けるのが難しいですよね。今回は特に予算オーバーになりやすい食費に的をしぼり、家計簿なしで管理する方法をお伝えします。
支出を減らす3つのステップ。用意するものは2つ
支出を減らすには、以下の手順で進めます。
1.「何に」「いくら」使っているか現状を把握する
2.予算を立てる
3.予算内に収まるように買い物の仕方を工夫する
食費に限定するなら1週間単位で1~3を繰り返し行っていくのが始めやすいでしょう。
これを家計簿の代わりに「プリペイドカード」と「レシート」を使って管理していきます。
支払いはプリペイドカードがおすすめ
食費はスーパーやドラッグストア、コンビニ、外食などいろいろなお店で週に何度も支払いするので、管理するだけでも手間がかかります。
支払いをカード払いなど1つに集約すれば、履歴も残せて面倒な集計の手間も省けますよ。
中でもお勧めしたいのは、国際カードブランド付プリペイドカード。プリペイドカードはキャッシュレス決済の一つで、あらかじめチャージしたお金の範囲内でのみ支払いができます。
1週間ごとに食費の予算をチャージしておけば残高も一目でわかり、予算内で買い物する意識が高まり、そして管理がとても楽になるのです。VISAやMastercardといった国際カードブランド付なら利用できるお店も多く、カードによってはキャッシュバックやポイント還元といったサービスも受けられます。
レシートはまとめてチェック
プリペイドカードで支払い履歴は確認できますが、食費が予算内で収まらない場合は、買ったものを振り返って買い物のクセをみつけましょう。
1週間分の食費のレシートをまとめて、「買わなくてもよかった」と後悔した買い物にチェックを入れていきます。
〇週末の買い出しついでの予定外の外食
〇お買い得品だったから買ったけど、食べきれなかったもの
〇家族にねだられて購入した予定外のもの
〇スーパーでも買えるのにコンビニで買ったもの
など。自分の失敗のクセがわかると、対策方法も見つけやすいですよね。
食費の節約は無理のない範囲で
食費は毎月必ずある支出なので、上手にカットができれば家計はグッと楽になります。けれど、極端に量や質を下げると、健康を損なったりストレスがたまったりしかねません。
最初は、削減する額を低めに設定し、繰り返し買い物の仕方と予算額を見直すことで、少しずつでも着実に食費を下げていきましょう。