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『源氏物語』ゆかりの清凉寺の境内にカフェ「ヴァガバァーン嵐山」が誕生♪庭師のオーナーが手掛ける内装にも注目

嵐山の閑静なお寺・清凉寺の境内にオシャレなカフェが誕生しました。現役作庭家であり、瑠璃光院などを手掛け、また嵯峨狂言の演者もされている松浦剛(まつうらつよし)氏が手掛ける店内はアンティークな家具やリフレクションの景色など、見どころがたくさん。こだわりのスイーツも一緒にご紹介します♪

人気作庭家が手がける境内カフェは写真映えスポットがたくさん

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賑やかな渡月橋(とげつきょう)から徒歩約15分、落ち着いた場所に凛々しくそびえる仁王門(におうもん)が目印の清凉寺(せいりょうじ)。光源氏のモデルとなった源融(みなもとのとおる)が住んだ山荘跡に建てられたお寺で、1000年以上の歴史があり本尊をはじめ多くの文化財を有します。

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2023年7月、そんな清凉寺の境内、本堂の斜め向かいにカフェ「ヴァガバァーン嵐山」がオープンしました。ちなみに「Bhagavan(ヴァガバァーン)」とは、サンスクリット語でお釈迦さまを意味します。

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こちらはもともと境内の茶屋だったのですが、約5年前にのれんを下してからずっと閉業状態が続いていました。嵯峨大念仏狂言の演者でもあるオーナーが、清凉寺の住職からその話を聞き、カフェの開業を決意したのだそう。

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入口ではオーナー自ら描いたというオリジナルキャラクターのバガバンちゃんがお出迎え。螺髪がいかにもお寺らしくてかわいらしいですね。

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こちらのカフェの魅力はなんといってもその美しい内装です。店内奥の席に座ると、庭の景色がテーブルに反射し、まるで水面に映っているよう。ところでこの景色、どこかで見たことありませんか?実はこのカフェのオーナーは、リフレクション紅葉で有名な瑠璃光院の庭を手がけた作庭家なのです。

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レトロな照明はオーナーの私物。椅子はすべてアンティークで、ひとつひとつ丁寧にセレクトしたのだとか。クラシックな雰囲気と、境内ならではの静けさがマッチしています。

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リフレクションが特徴のテーブルは写真映えすること間違いなし。うまく撮るコツは、携帯を上下逆さにして、カメラのレンズをなるべくテーブルに近づけることなのだそう。自然豊かな風景がうまくテーブルに反射し、幻想的な一枚が撮れますよ。

狂言の演目がメニュー名に!本格スイーツをご紹介

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京都らしさ満点の本格スイーツも外せません!スイーツメニューは「愛宕詣(あたごまいり)」や「釈迦如来(しゃかにょらい)」など、個性的な名前がずらり。嵯峨大念仏狂言の演目を覚えてもらえるように」とメニューに演目名を付けたそうです。

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釈迦如来 黒糖本わらび餅氷1300円

最初にご紹介するのは、看板商品のかき氷です。トッピングにも中にもプルプルのわらび餅が入っていて、贅沢な一品。黒糖蜜は濃厚で、季節問わずに食べたくなります。こちらは通年メニューですが、ほかにも季節ごとにさまざまな味のかき氷が登場しますよ。

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愛宕詣 京白味噌と甘辛醤油の炙り餅900円

茶屋らしいお団子はみたらしと白みその2種類。やきたてのお団子はこうばしい香りがたまりません。宇治のほうじ茶と一緒にいただけます。

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花盗人 お抹茶と餡バター最中1200円

こちらはちょっとユニークなスイーツ。最中のなかにお団子とあんこ、そしてバターが挟まれていて、抹茶との相性も抜群! 和×洋の組み合わせがカフェの雰囲気とよく合っています。ほうじ茶もセットです。

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天気の良い日は屋外でカフェメニューを味わえます。オーナーの作庭した自慢の庭を存分に眺めることができ、特に秋には真っ赤に染まった紅葉を楽しめます。

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「これから庭づくりをしていくので、ぜひ楽しみにしていて下さいね」と話すのは、従業員の菅本さん。少しずつ変化していく庭は何度訪れても新鮮な表情を見せてくれます。野鳥の声も聞こえてきて、心身ともにリフレッシュできる時間を過ごせますよ♪

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