こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
おにぎりやお弁当用に味のりを買ったものの、使い切れずに余ってしまった経験はありませんか?気がついたら湿気っていて、そのままゴミ箱行きという悲しい事態になることも……。
今回は、2022年6月10日放送、日本テレビ系列『沸騰ワード10』で紹介されていた、伝説の家政婦・タサン志麻さんの「鶏肉の味のりソース」を作ってみました。味のりを大量消費できて、ソースに使うから湿気っていても問題なし。味のりを余らせている人は必見です。
タサン志麻さんの「鶏肉の味のりソース」
レシピを考案したのは、伝説の家政婦として知られるタサン志麻さん。タサン志麻さんが紹介する料理は、意外な食材を組み合わせたものが多いですよね。
今回作る「鶏肉の味のりソース」は、おにぎりでしか使い道が無いと思っていた味のりが絶品ソースに大変身。驚くほど上品な味わいに仕上がりますよ。
材料(鶏もも肉1枚分)
・鶏もも肉…1枚(260~300g)
・塩…適量
・こしょう…適量
・サラダ油…大さじ1
・味のり…4パック(20枚)
・白ワイン…50ml
番組では正式な分量が紹介されていなかったので、今回美味しく作れる分量を出してみました。
作り方①鶏肉を一口大にカットし、塩こしょうをふる
キッチンペーパーで鶏肉の水分を拭き取ってから一口大にカットし、塩こしょうをします。
脂が多いもも肉は、臭みが出やすいのが欠点なので、調理前にキッチンペーパーで表面の水気をふき取るだけで臭みが抑えられます。
作り方②フライパンに鶏肉を皮目を下にして並べ、3分焼く
サラダ油をひいたフライパンに、鶏肉を皮目を下にして並べて3分焼きます。
このときのポイントは、とにかく触らないこと。動かさずに焼くと、皮にこんがり焦げ目がつきます。
作り方③鶏肉をひっくり返し、味のりと白ワインを入れ、フタをして5~6分蒸す
鶏肉をひっくり返したら、手でちぎった味のりと白ワインを入れ、フタをして5~6分蒸します。
蒸すことで食材の水分が減らず、しっとりふっくらと仕上がります。
作り方④鶏肉を取り出し、味のりソースはさらに火にかけて水分を飛ばす
鶏肉をお皿に取り出し、味のりソースはさらに火にかけて水分を飛ばします。このとき、ソースが煮詰まりすぎていたら水を加えて30秒ほど加熱しましょう。
鶏肉にソースをかけたら完成です。
鶏肉を切って、焼いて、ソースを作るだけなので、15分もあれば出来上がり。
仕事で帰りが遅くなった日や時間がない日にぴったりなメニューです。
”味のり×白ワイン”が衝撃のうまさ!
蒸し焼きにした鶏肉はやわらかくてジュ―ジ―。ひと口食べると、肉汁と白ワインの爽やかな風味が口いっぱいに広がりました。はじめに焦げ目をしっかりつけたことで香ばしさも楽しめます。
調味料が塩こしょうだけなので「味が薄いのかな」と思いきや、味のりの塩気のおかげでしっかり味が付いています。
とろっとした味のりソースが鶏肉に絡んでいて、とにかくお箸が進む進む!自分で作ったとは思えないクオリティです。
とくに衝撃を受けたのが、白ワインと味のりの相性の良さ。磯の香りとフルーティーな風味が鼻に抜け、和とも洋とも違う、何ともいえない上品な味わいです。
このレシピは豚肉で作るのもおすすめなんだとか。味のりソースはお肉だけでなく、白身魚のソテーや温野菜にも合いそうです。