洋室の広さをポイントに初めての一人暮らしのお部屋を探されたお暇さん。暮らしの中で湧いてくるイメージとつくられたお部屋での過ごし方について伺っていきます。
暮らしを通して湧いてくるイメージを大切にする
就職を機に念願の一人暮らしを決めたお暇さん。それまでのライフスタイルに合わせて住まいも探されていました。
「物が多い私は築年数よりも、洋室の広さを重視しました。この部屋は洋室が8畳あり、模様替えも工夫ひとつで一気に雰囲気を変えられそうだと思いました」
「また元々持っていた家具のほとんどが濃い木材の色合いで、それらに合うような建具や床の色も決め手の一つでしたね」
ご自宅のインテリアはご自身で作ってみたり、手を加えられたものも複数使われています。大切にされているのは、暮らしの中で、感じたものを表現してみること。
「日々暮らしていくと、こんなお部屋にしたい、こんなものを作りたいなど色んなイメージが湧いてくるので、そのイメージを形にしていきたいなと考えています」
ダイニングテーブルとチェアは大学時代の卒業制作として作られたもの。一人暮らしで使う前提で考えられたのだそう。
「円形のテーブルに憧れがあり、一人暮らしのお部屋でも使えそうなサイズ感をイメージして制作しました。自分で作ったものだからこそ、愛着があり、このテーブルで食べるご飯はとても美味しく感じます。これからも長く付き合い、大切にしたい家具です」
他にも、本棚をはじめ、棚類は現在の住まいで作ってこられたものなのだそう。
「ホームセンターが近くにあったこともあり、欲しいと思ったものはまず自分で作ってみています。木製のものは色味や素材を意識して、お部屋の木の色合いと合わせることで統一感が出るようにしました」
ゼロから作るだけでなく、既製品も一手間加えて、お部屋で楽しめるインテリアに変えられています。
「“凪のお暇”というドラマが大好きで、そのドラマの主人公凪ちゃんが扇風機を黄色く塗っていたのを真似して、持っていた扇風機を黄色く塗りました。お部屋に黄色い花が咲き、気分が一気に明るくなるので、とても気に入っています。夏には欠かせない私の相棒です」
「飽き性なところもあり、手を加えてより好きになれたらと他にも、ゴミ箱を赤く塗って使うなど、変化をつけながら楽しんでいます」
好きなお部屋になるよう、日々考え、チャレンジされている様子が各所で伺えました。
日々活用するキッチンは使いやすさを意識
賃貸の場合、コンパクトに収まっていることも多いキッチン。お暇さんはここでも創意工夫しながら使いやすい空間になるよう手を加えられています。
「元々真っ白でシンプルだったコンロ周りは、壁紙シートを貼り、レトロな雰囲気にしました。タイルのデザインがとてもお気に入りです」
見た目だけでなく、機能面も意識されているお暇さん。「キッチンは収納が少なめだったので、壁側に壁掛けの棚や食器棚を作りました。上の棚は料理の本など飾り、下の食器棚はよく使う食器を置いています」
収納にも瓶を使って小分けにすることで、必要なものがどこにあるかすぐわかり、また取り出しやすいようになっています。好みや使い方に合わせて空間を考えることで日々の家事も楽しくなりそうです。