築古物件でも好みのインテリアや雑貨でおしゃれな部屋にしたい方はぜひチェックしたい、hi.tori__さんの部屋。築55年団地の2DKにはさまざまなテイストのアイテムが集められ、外国のおしゃれな部屋をのぞいているかのよう。好きなものに囲まれた暮らしをしたい方にきっと参考になります。
団地の明るい部屋に「好き」を集めた暮らし
築55年ほどのUR団地、2DK41平米の部屋で一人暮らしをする、旅好きのhi.tori__さん。南向きの明るいキッチン・ダイニングを中心に、たびたび模様替えをして気分を変えながら、好きなものに囲まれた暮らしを楽しんでいます。
ジャンルや国を問わずに好きなものを集めたダイニングスペース
北欧やアジアンテイストのほか、日本の古いものや韓国インテリアなど、ジャンルレスなインテリアがミックスされたhi.tori__さんの部屋。テーマは定めず、都度気に入ったものを取り入れているそう。
ダイニングスペースには、北欧家具をメインに、好きな色のオレンジやブルーのアイテムが加わっています。まるで海外の映画に出てくるアパルトマンのようなおしゃれさと、団地の懐かしさが融合していてワクワクする空間です。床にはクッションフロアを敷き、自分好みにアレンジ。
日当たりのよい窓の前には、長年憧れていたというデンマーク・HAYの丸テーブルを置き、同じくHAYのABOUT Aシリーズの水色の座面のチェアと、イギリスのアーコールチェアを合わせています。柔らかい色の家具に、アクセントカラーの小物が映えます。
その脇にはポイントとなる原色の家具が。オレンジ色のチェアは、IKEAのSKÅLBODA(スコールボダ)、ブルーの棚はPLATSA(プラッツァ)のオープンシェルフユニットです。
シェルフには、IKEAのVARMBLIXT(ヴァルムブリクスト)のドーナツ型照明やHAYのCOLOUR STORAGEケースと、オブジェなどが並びます。ビビッドな配色の棚や収納用品に、クマの貯金箱やフィギュアも集まっていて一段と賑やかなスペース。
愛用する調理道具や器を見せて収納!気分を上げるキッチン
キッチンは、壁のタイルと軽やかなランプシェードに付け替えた照明がレトロな雰囲気。ここにも好きな道具を集めることで、気分が上がるようにしているのだとか。
使い勝手のよさを考え、あえてものを出しておきたいというシンクや調理台周辺には、ボウルやホウロウの容器などを並べて収納。おろし金やはさみ、たわしなどは吊るして手に取りやすくしています。
カーテンレールも収納に活用。せいろや鍋敷きなどの並びに、ポリ袋のパッケージも溶け込んでいます。
冷蔵庫の脇と調理台の間にはLABRICO(ラブリコ)で棚を作り、レンジやオーブントースターを配置。一番上にはステンレスのトースターラックを置き、その下にはコーヒーグッズを集めています。
冷蔵庫の横にはIKEAの本棚・BILLYを食器棚代わりに。旅先で手にしたヴィンテージ品やECで購入した北欧食器などを納めています。つい写真を撮ってしまうというお気に入りが詰まったコーナー。カップやボウル、プレートなどで分けて収納されていて使いやすそうです。
大きな押入れがある和室はクローゼットと寝室を兼ねて
ダイニングスペースの隣の和室は、押入れをクローゼットとして使う寝室です。
服や小物は押入れ側一ヶ所に集約。ほとんどの服をハンガーラックや押入れの中のバーに掛け、畳む手間を軽減しています。壁一面に服がまとまっていて、掘り出し物がいっぱいの古着屋さんのよう。
玄関や水周りも、レトロなアイテムで自分好みに
その他のスペースにも工夫がいろいろ。
玄関にはりんご箱を重ねて靴箱に。横だけではなく縦にも置き、空間を無駄なく使ってロングブーツをしまうアイデアは見習いたいところ。
水回りは、洗濯機を布で覆って目隠し。洗面台には、接着剤でタイルを付けて目地埋めした木の板をのせただけの簡単DIY。ここに歯ブラシやマウスウォッシュなどを置いています。
最近は備え付けの棚にドット柄のペーパーナプキンを敷き(右上)、かわいらしく見せながら汚れにくさも両立。デザインが目を引くボトルやパッケージがマッチしていて、個性が光るインテリアに。