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たたら製鉄の地・奥出雲できらめく玉鋼のアクセサリー。曽祖父がつないだ技術を思い、一粒に刻む

ライフスタイル

上京してから気づいたこと

磯田さんの作品は、オンラインサイトのほか、松江藩で鉄師頭取を勤めた絲原家の住宅内にあるカフェ「茶房十五代」でも販売しています。その敷地には、たたら製鉄の守護神をまつる「金屋子(かなやご)神社」があり、磯田さんも立ち寄るたびにお参りしています。

オンラインサイト

「玉鋼という素材のもつ歴史や物語、奥出雲のことを、アクセサリーを通して世界に知ってもらえたら」

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たたら製鉄の守護神をまつる金屋子神社にお参りする磯田さん
Akiko Kobayashi / OTEMOTO

「子どもの頃は、こんな田舎は嫌だという思いがありました。でも東京に住んでいたとき、いつのまにか島根のことを自慢している自分がいたんです。『島根は田舎だけど空気がきれいだし仁多米はおいしいし、玉鋼という素敵な素材があるんだ』と。地元に誇りを持っていたことに気づきました」

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写真提供:Mullein

磯田さんは、自分と同じように地元の魅力に気づけていない人たちもいるのではないかと話します。

「奥出雲で暮らす人たちにも、歴史的な価値がある貴重な素材を育む魅力的な町なんだと再認識してもらえるように、玉鋼のアクセサリーを世界に届けていきたいです」

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OTEMOTO

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