休日にがんばって片づけた部屋が、一週間たつともう雑然としている…。その繰り返しに悩んでいる方もいるのでは?そこで、片づけが苦手だと言いながらも、ものが少なくすっきりとした部屋を保っているミニマリストのほきなさんに、無理なく片づいた状態をキープしやすくする習慣を伺いました。
ものを手放して、快適な暮らしと自信を手に入れた
無駄なものが一切置かれておらず、整然とした印象の部屋。ミニマリストのほきなさんが、旦那さまと1歳のお子さまと暮らす2LDKのリビングです。現在はものが少ない部屋で暮らし、シンプルな暮らしのコツをInstagramに投稿するほきなさんですが、実は元マキシマリスト。
就職してからストレスで服やコスメを買い集めるように。その後一度ものを手放したものの、育児に対する不安を埋めるように次から次にものを買ってしまった時期もあったのです。それでも悪循環を断ち切り、服を約200着から30着にするなど、9割のものを減らしてミニマリストになりました。
ものと向き合い、自分で決断し手放していくことで、自信を取り戻すことができたそうです。
自然と片づいた状態が続きやすくなる。7つの習慣
ものを溜め込みやすいという自分の性質を理解しながら、ものが少ない状態をキープし、がんばらなくても片づく仕組みを作っているというほきなさん。常に意識しているという7つの習慣を伺いました。
1.スペースをもので埋めない
収納スペースがあれば、フル活用してめいっぱい収納したくなりがちですが、それはNG。ものの出し入れや管理もしにくくなります。
「クローゼットや引き出しをもので埋めてしまうと、本来使うものが見当たらなくなったり、使わないものが紛れ込んでしまったりします。私は収納スペースに入れるものは『半分』までを意識しています。」(ほきなさん、以下同)
2.定期的に持ち物を見直す
壊れているものや使っていないものがないか定期的に見直し、不要なものは手放します。
「私はシーズン毎にチェックし、衣替えするときにテンションが下がる服は持ち越しません。靴は1シーズンでメインに使うのは1~2足なので履き潰したら捨て、アクセサリーも好みが変わったら変化を受け入れて手放します。子どものアイテムも、成長して合わなくなったものは処分。日用品も同じです。」
3.収納ボックスは最小限に
収納ボックスは、ものの仕分けや目隠しができて便利。ところがそれが落とし穴になる場合も。
「収納ボックスにものを入れるときれいになった気になりますが、ただ見えなくなっただけで、そのまま何が入ってるのか忘れてしまうこともあります。ものの管理が苦手な人は収納ボックスを使いこなすよりも、ものを手放すほうが手っ取り早い。そのうち、逆にかさばる収納ボックスはいらないという結論にたどり着くはずです。」
4.床にものを置かない
床にできる限りものを置かなければ、見た目もごちゃつかず、掃除も行き届くように。
「床にものを置くと掃除しづらくなり『めんどくさいな、明日でいっか』と先延ばししてしまうことがあります。そのうち『きれいにしなきゃ!』とプレッシャーになりますし、汚れがたまって掃除に無駄な労力を使うことも。ものがなければ、掃除は楽に終わります。」
5.家の中の気に入らない場所をなくす
家の中にお気に入りではない、モヤモヤする場所があるなら、理由を考えて改善することもおすすめだそう。
「お気に入りのスペースは自然ときれいにしよう、片づけようと思えます。私の場合、逆にテンションが下がる場所は、だいたい不要なものがあることがほとんどです。それをなくすだけで、お気に入りの場所になることもあります。」
6.ストックしない
「セールでまとめ買いしたほうがお得」「なくなっても焦らない」とメリットが多いように感じるストックも、管理しきれない量になってしまっては意味がありません。
「ストック癖がつくとものが増え、把握しきれなくなってしまいます。私は以前はそのせいで使用期限が切れてしまうものがありました。ストックをなくすと、使いすぎやストック忘れを防げ、収納場所のスペースも取りません。」