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こどもと「生きて助かる」ことだけを考える。防災のプロに聞く、子連れ緊急避難の心得

助かることだけを考えて

現実とは思えない悲惨な出来事を目の前にすると、こどもだけではなく大人がパニックになっても不思議ではありません。

日常生活では実感しづらいシチュエーションでもありますが、もし緊急事態に遭遇してしまった場合に考えるべきこととは。

「とにかく、『絶対に助かるんだ』と強く考えることです。守る側の大人がパニックになってしまっては、一緒のこどもを助けることはできません。

まずは『助かる』ということを第一に考えて自分を落ち着かせ、こどもも安心させる。緊急時には冷静な対応によって、自分とこども、そして多くの人の命を救うことができるのです」

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サニー カミヤ/ 防災・危機管理コンサルタント、日本防災教育訓練センター代表理事
福岡市消防局でレスキュー隊員、救急隊員、消防士として、ニューヨーク州ウェスチェスターで救急隊員として活動。また、国際消防情報協会企画調査員として、計34カ国、約5000件のさまざまな災害現場(火災、交通事故、水難事故、山岳救助、工場等機械事故救助、特殊施設救助、火山噴火災害など)で消防活動し、人命救助した人数は約1500名以上。台風下の韓国船沈没事故で乗組員4名を救助し、内閣総理大臣表彰も受賞。数々の現場で体験した実際の災害事情や災害地域の特性に応じた経験豊富な内容で防災教育・危機管理講演や防災教育を行う。

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