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学童保育に行きたがらない小学生「暇だから早く帰りたい」 共働きの放課後問題、どう対応する?

「早く帰らせて」と言われ...

学童に入ることができたから親も子もホッと一安心、というわけにもいかないようです。こどもが嫌がったり行き渋ったりすることもあるからです。

「公立学童に最終の午後6時30分までいてもらっている。ただ、午後5時以降も残る子はかなり少なく、遊ぶ子がいなくなるし、何度も読んだ本をまた読む程度で暇すぎる。今日は早めに帰らせて!と苦しそうに言ってくるので、こちらも心が苦しくなる。とはいえ、仕事を週何日も早退するわけにはいかない」(40代父親 / 2年生男子 / 東京都)

「1年生の頃は週3日が公立学童、週2日が民間学童だったが、人数が多く騒がしいのと、公立学童があまり好きではない本人の意向などで、今年度は週2日は公立学童、週3日は民間学童に変更。12月からは週2日の公立学童も行かなくなり、自宅に帰って一人で過ごしている。3年生にあがると民間学童に通う子も減ると聞いているので、塾に通わせるか検討中」(40代母親 / 2年生男子 / 東京都)

「お勉強系の民間学童に送迎付きで通わせていましたが、家に帰れないストレスからトラブルが続き、2年生でやめてお留守番生活に移行。本人は『学童が本当につらかった』と今も言っており、選択肢があまりなかったとはいえ、とても申し訳ないことをしたなと思っています」(40代母親 / 3年生男子 / 神奈川県)

「高学年になれば通常時は学童に行かなくても大丈夫ですが、やはり長期休みに1人で自宅で過ごすのは健全ではない。なので、多様な活動、コミュニケーションをさせる目的で学童に行ってもらっています」(50代母親 / 5年生女子 / 神奈川県)

検討層の半数「質が不安」

保育・教育施設向けにICTサービスを提供する株式会社コドモンは、放課後のこどもの居場所について困っていること(困っていたこと)について保護者175人にアンケートを実施しました。

アンケートを実施

「夏休みなどの長期休暇も朝から学童に預けているが、遊びや経験が単調になり、長時間同じ場所にいることが苦痛でないか心配」「学童のスペースが狭い」「子どもが学童に飽きてしまい行きたがらない」などの声がありました。

また、未就学のこどもがいる保護者の51.1%が、学童の利用を検討しているものの、人手不足や施設環境など学童保育の質に不安を感じていることもわかりました。

2023年5月時点で、放課後児童クラブ(学童保育)に入所できていない待機児童は全国に1万6276人。こども家庭庁と文部科学省は2023年12月に公表した「放課後児童対策パッケージ」に、学童運営のための人材と場の確保などを盛り込み、待機児童の解消を目指しています。

こどもの放課後がより楽しい時間になるよう、質の向上も望まれます。

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※アンケートは引き続き募集中です

アンケート

OTEMOTO

親子サポートプロジェクト「6歳からのneuvola(6neu)」では、放課後の過ごし方や保護者の働き方のほか、学校行事の分担、携帯電話、おこづかい、ゲーム、勉強場所などのテーマを順次、取り上げています。アンケートは引き続き募集していますので、ご意見やご経験をお寄せください。

アンケート

また「6neu応援団」として、課題解決をともに考え、親子をサポートする企業や団体を募集しています。詳しくはこちら(contact@o-temoto.com)からお問い合わせください。

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