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幻想と驚きの世界へ。札幌中心部にある街ナカ水族館[AOAO SAPPORO]

大通り公園やすすきのからもすぐの【AOAO SAPPORO(アオアオ サッポロ)】は、2023年7月に札幌駅前通と狸小路の交差点に建つ商業施設「moyuk SAPORRO(モユク サッポロ)」の4~6階にオープン。札幌の新しい観光スポットであると同時に、22時までやっているので仕事帰りに癒される都市型水族館です。

|街ナカ水族館ならではの展示も注目!

入口を入ると最初に通り抜けるのがAOAO SAPPOROのバックヤード。普段見ることのない、海水を作る装置や展示生物の健康管理などを行う予備水槽など、いわば水族館を支える “裏側” です。都会にある水族館だからこそ、海の生物たちが生きていくために必要な施設を見せるのがAOAO SAPPORO流。他にはない新しい発見がありますよ。

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▲海水を作る施設

最初に通り抜けるのが海水を人工的に作る設備がある「水の循環のラボ」。人工の海水を製造する2基のタンクは、海水の成分が異なる魚類用とペンギン用。タイミングが合えば製造過程を見学できます。

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▲生物たちを育てる施設

続く展示は「水の生物のラボ」。一般的な水族館ではバックヤードで行われる生物の育成作業を見られるエリアで、生物たちの健康管理などを行う予備水槽や、餌を調理する様子が見られます。ここで気が付くのは、水槽には生物たちの名前がなく、隅の方にお洒落なポップで表示。こういうところもAOAO SAPPOROならではのこだわりなのだとか。

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▲海藻を育てる実験

いくつも連なる丸い水槽がくるくる回っています。地球温暖化や環境の変化などで海から海藻が消える「磯焼け」という現象が起きていて、それを餌とする魚介類も減少してしまいます。水族館では海藻を増やす試みとして「スジアオノリ」を育てる実験を行っていました。

|海の中にいるようなブルールームは見応え十分

6階は “共にする” を意味する「COMMONS(コモンズ)」がテーマで、ペンギンやミズクラゲの水槽があるほか、海を体験できるデジタルアートや「シロクマベーカリー&」のカフェも併設。館内は飲食可能で、お酒を飲みながら幻想的で非日常感たっぷりの水族館を楽しめます。

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▲「PLANKTON ROOM(プランクトンルーム)」

大小さまざまな水槽の中で、ミズクラゲなどがゆらゆら浮遊する姿がとってもキレイ。ここで生まれ育ったクラゲの仲間「カラージェリーフィッシュ」も飼育しています。小さな身体は、青や白、赤などさまざまな色が可愛らしく、定期的に訪れると成長していく姿も楽しめます。

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▲キタイワトビペンギンたち

AOAO SAPPOROのメイン展示となるのがキタイワトビペンギン。六角形のブロックを飛び跳ねながら移動したり泳いだり、ダイナミックな行動を間近で見られます。立ったまま寝ている姿も可愛らしく、1日数回、ペンギンたちの健康管理や食事の時間「ロックホッパータイム」も開催しています!

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▲ムーンロードが輝く海を歩いているような「ブルールーム」の映像美

「BLUE ROOM(ブルールーム)」は、広大な海の世界をデジタルアートで再現する空間です。知床の海をテーマに「シャチ」や「マッコウクジラ」など、大スクリーンと足元の映像で、まるで海中にいるかのような壮大な体験を楽しめます。

|個性タップリの生物たち

もちろんAOAO SAPPOROにはさまざまな海の生物たちも暮らしていて、みんな個性派ぞろいです。

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▲ハナヒゲウツボ

「ニョロ」コーナーには、リボンのように薄くてニョロニョロした「ハナヒゲウツボ」がいました。未成熟なうちは真っ黒ですが、成長すると身体が真っ青になって、黄色い背びれとのコントラストが鮮やかになります。

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▲別のヤドカリから “宿” を奪おうとしているところ

ちょうどこの日、新しく入った「ソメンヤドカリ」は、新たな住処となる貝を探す行動が楽しく、つい見入ってしまうほど。時には先客のヤドカリから貝を奪おうとするヤドカリならぬ “ヤド盗リ” の現場を見ることができました。気に入ったサイズの貝に移る姿を見るのは貴重な体験でした。

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▲水草で表現する和の世界も美的

小さな生物たちの営みを、自然の中のありのままの姿で観察することができる「ネイチャーアクアリウム」は、水中に映える緑鮮やかなエリアです。水草をメインにする展示も珍しく、「風薫る石景」「光と睡蓮の庭」「悠久の森」「水底の紅葉」の4つのテーマで構成します。ちょっと離れたベンチから観察すると違った見え方がしてとてもキレイです。

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▲水草の間を色とりどりの魚たちが泳ぎます

水槽内の水草は、日々成長するのでこまめに剪定が行われます。

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