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[筆跡診断]5つのポイントで分かる「あなたの強み」

文字の書き方の癖は、その人の心理や性格を読み解くヒントになります。文字の大きさや筆圧、はね、はらいなど、あなたはどんな文字を書くでしょうか? この連載では、心理カウンセラーで筆跡アナリストの関由佳さんが、筆跡心理学の観点で性格分析のポイントを解説します。

自分の強みは、なかなか自覚しづらいもの。「私に強みなんて何もない……」と、自信をなくしてしまっている方もいるのではないでしょうか。

実は、文字の癖にその人の特性が表れていることもあります。得意なことや仕事で生かせる性格など、気付けることがあるかもしれません。

そこで今回は、文字の癖から分かる「強み」や「長所」について紹介します。

「強み」を見極める筆跡のポイント

今回紹介する分析ポイントは5つ。紙とペンを用意して、ご自身の文字をチェックしてみましょう!

(1)しっかり力強いハネは「強い責任感」

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「子」や「見」などの文字で、最後までしっかりと強くハネている人は、物事に対して粘り強く取り組めるタイプ。責任感が強く、何事も最後までやり抜こうとします。

というのも、文字を書くことはそれなりに労力がいる作業です。

文字を習ったばかりの子どもは「最後はきっちりハネましょう」と言われ、だいたいはその通りにきちんとハネるのです。しかし大人になると、文字を書く時にできるだけ省エネしようとします。

だからこそ、最後まで力を抜かずハネる人は、常日頃から何事もやり抜こうとする思い強いタイプといえるでしょう。

もし今、ハネを弱く書いている人は、しっかりハネることを意識してみましょう。文字を変えることで、だんだんと粘り強い性格に変わっていくはずです。

(2)弧を描くようにダイナミックな文字は「チャレンジ精神旺盛」

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最後のハネ部分を、弧を描くようダイナミックに書く人もいます。

この形は「大弧型」と呼ばれ、豊臣秀吉や松下幸之助などの偉人にも多く見られる筆跡。「出世する筆跡」と言われることもある特徴的な文字です。

このような文字を書く人は、大胆でバイタリティ溢れるカリスマ的存在。立ち振る舞いに勢いやエネルギーを感じさせる人が多く、組織でリーダーシップを発揮する人も多いでしょう。

持ち前のバイタリティを生かしてどんどん新しいことに挑戦してみると、より運が開けていくはずです。

(3)縦棒上部の長さで分かる「協調性」or「リーダーシップ」

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縦棒の上の部分が短い、もしくはほとんど飛び出さない文字を書く人は、協調性が高いタイプ。組織の中で自分の役割を瞬時に察したり、周囲の空気を読んでうまくコミュニケーションを取ったりすることが得意でしょう。

一方、縦棒を上に長く延ばす人は、リーダーシップがあるタイプ。上昇志向が強く、場の仕切りが得意です。組織の中で率先して指示を出したり、先を見通した舵取りができたりするでしょう。

もし、自分のなりたい姿が実際の強みと逆だった場合は、意識的に筆跡を変えてみてください。

実際、部下ができて「リーダーシップを取れるようになりたい」と思った人が、縦棒の上部を長く書くよう意識したケースも。筆跡を変えることで、徐々に上司としての役割が板についてきたようです。

(4)「口」の角が丸い文字は「アイデアマン」

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「口」の角を丸く書く人は、企画力があるタイプ。柔軟で合理的な考え方ができるアイデアマンです。

想像力も豊かなので、クリエイティブな仕事が向いているでしょう。漫画家やコピーライターといった、0から1を生み出す職業の方に多く見られる筆跡でもあります。

良い意味で「ゆるさ」を持っていることが、この文字を書く人の強み。自身が「楽しい」と感じる分野で新しい企画の立ち上げなどに関わると、長所を存分に生かせるでしょう。

(5)奥行のある文字は「懐が広い」

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「除」などの“こざとへん”や「都」などの“おおざ”と、また「進」のつくりにある“ふるとり”部分をチェックしてみましょう。ここが袋小路になる、または内側の線を区切らずに奥行きがある筆跡を「深奥行型」と呼びます。

このような筆跡のある人は、懐が広く人徳のあるタイプです。人生経験が豊富な人ともいえるでしょう。

あえて線を繋げず、しかし閉めるところは閉めるというバランスの良い書き方。この筆跡のように、周囲とバランスの良いコミュニケーションを取れることが強みといえます。

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