2024年に入り「新NISA」という言葉をよく聞くようになりました。資産運用をするうえで新NISAはとてもよい制度です。
一方で、「なぜ新NISAを活用すべきかよくわかっていない」「なんとなく資産運用をしたほうがいいと思っているけれど人に説明できない」という人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、働きながら資産運用をしたほうがよい理由をお伝えします。
資産運用によって「働いて稼ぐ力」を補える
なぜ資産運用をしたほうがよいかというと、「働いて稼ぐ力」を補うことができるからです。
ここでいう「働いて稼ぐ力」とは、自分が働いて収入を得るポテンシャル(潜在力)のことです。働くとは、その人が持つ時間やスキル、知識をお金(=収入)に交換することです。年齢を重ねるにつれて、お金を稼げる残り時間は減っていきます。
一方で、お金を得るには自分で働いて稼ぐ以外にも方法があります。それが資産運用です。働いて得た収入の一部を資産運用にあてることで、将来、自分の金融資産から収入を得ることを期待できます。
もし働いて稼ぐだけであれば、自分が働かなくなった後は、収入がなくなってしまいます。しかし、資産運用をしていれば、働かなくなった後もお金を生む手段が残ります。
長い人生を考え、働きながら資産運用にも取り組むことが大切だと言えます。
資産運用で老後や物価上昇に備えられる
資産運用をしたほうがいい理由はほかにもあります。
「老後」と聞くと、かなり先のように感じる人もいるのではないでしょうか。しかも今想像している老後と、実際に迎える老後が、少し違っている可能性もあります。
いま働いている世代が「老後」を迎える頃には、健康寿命が今よりも延びているはずです。老後の期間が何十年も続くとすれば、そのぶんのお金が必要になります。将来、お金のことで心配しなくていいように、早いうちからお金を資産運用にまわしておくのがよいでしょう。
さらに、ものの値段も上がりつつあります。日本では長くものの値段が下がる「デフレ」が続いていました。しかし実際には、値段は同じでも中身が減るなど、見えないところで少しずつ物価が上がっていたのです。資産運用をしていれば、将来ものの値段が上がることにも備えられます。
ここまで、働きながら資産運用をする大切さを考えてきました。収支のバランスを整えて、資産運用にまわすお金ができたら、少額からでも始めてみることをおすすめします。
※この記事は2024年05月20日に公開されたものです