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“梅雨だる”の原因は「冷え」!?今からできる不調改善習慣3選

梅雨は長く続く雨や冷房により、からだを冷やしやすい時期。「梅雨になると体調の悪い日が増える」というお悩みは、梅雨冷えが関係しているかもしれません。今回は、梅雨冷えが引き起こす不調や対策方法を、あんしん漢方ライター・医薬品登録販売者の円山真由佳さんに教えていただきました。

梅雨時期の「梅雨冷え」に注意

photo:pixabay
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梅雨冷えとは、梅雨の時期に雨が続き、気温が下がること。晴れの日と雨の日の気温差や気圧の変化によって自律神経が乱れると、血行不良につながり、からだが冷えてさまざまな不調が起こりやすくなります。

また、梅雨の蒸し暑い日は、冷房を使う機会も多いでしょう。冷房の風に長時間あたることも、自律神経の乱れに関係していると考えられます。ほかにも、湿度の高さが汗の発散を妨げることや、冷たい飲み物を摂る機会が増えることも、梅雨にからだが冷えやすくなる原因に。

このように、梅雨冷えをはじめとしたからだを冷やす原因がいくつも重なるため、梅雨時期には冷えによる不調が起こりやすいのです。

梅雨冷えが引き起こす不調とは?

photo:Shutterstock
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梅雨の冷えによるからだの不調の例としては、倦怠感や疲労感、便秘、下痢、腹痛、肩凝り、耳鳴り、めまい、免疫力の低下などがあげられます。
メンタル面では、イライラを感じやすくなったり、気分が落ち込みやすくなったりすることも。
ほかにも、むくみや肌荒れ、生理痛、生理不順、更年期障害の悪化など、女性にとって冷えは悪影響を及ぼすため、早めの対処が肝心です。

簡単にできる梅雨冷え対策

photo:Shutterstock
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梅雨の冷え対策には、からだを温める簡単なセルフケアを取り入れましょう。蒸し暑い時期でもシャワーで済まさず、湯船に浸かるのがおすすめです。炭酸入りの入浴剤を使ったり、入浴中にふくらはぎをもんだりすると、よりからだが温まりやすくなります。

また、食べ物や飲み物で内側からからだを温めるのもいいでしょう。アイスや冷たいジュースを避けて温かいスープやお茶を飲んだり、しょうがやねぎ、とうがらし、根菜類などのからだを温める食材を摂ったりするのが効果的です。

適度な運動も、からだを温めるのに役立ちます。寝る前や起床後にストレッチをしたり、休みの日にジョギングやジムに行ったりして、運動習慣をつけましょう。

冷えには漢方薬も役立つ

photo:Unsplash
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上記の方法以外にも、体質改善を得意とする漢方薬を取り入れるのもおすすめです。
漢方薬は、自然由来の生薬がからだに優しく働きかけ、西洋薬より副作用が少ないといわれています。

冷えの原因は、水分代謝の乱れや血行不良、胃腸の働きの低下、熱を作る機能の低下などにあると考えられています。
冷え対策には、
・水分の偏りを調整して冷えを解消する
・血流をよくして熱を巡らせる
・胃腸の働きをよくして熱を作りだす
・代謝を上げて、熱を作る機能を回復する
といった働きのある生薬を含む漢方薬を選ぶといいでしょう。
漢方薬は、冷えの原因の根本改善に働きかけるため、梅雨の気温差や気圧の変化に負けない冷えにくいからだを目指せます。

梅雨の冷え対策におすすめの漢方薬

・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
不足した血液を補い血流を促進して、からだを温める漢方薬です。手足の冷えを感じ、冷えると頭やおなかが痛くなりやすい人にもおすすめです。

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血流をよくし、余分な水分を排出することで、手足の冷えの改善に働きかける漢方薬です。疲れやすく、足腰が冷えやすい貧血気味の人におすすめです。

漢方薬を服用するときは、自分のからだにあったものを選択することが大切です。
からだにあっていない漢方薬を選んだり、間違った組み合わせで服用すると、効果が薄まったり副作用が生じたりする可能性が高まります。

必ず漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談して、選択しましょう。

梅雨冷え対策で健康に過ごそう

photo:pixabay
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梅雨は、天気の変化により自律神経が乱れ、からだが冷えやすくなります。そのため、食べ物や生活習慣に気をつけたり、漢方薬をのんでからだを温めるのがおすすめです。

梅雨冷え対策で、じめじめした時期も健やかに過ごしましょう。

あんしん漢方
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執筆者
円山真由佳(えんやままゆか)

医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。

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