築50年、古いアパートの1DK。古道具や、さまざまな国の異なるテイストのアイテムをうまく組み合わせて、好きなものに囲まれた素敵な空間をつくっていらっしゃる、一人暮らしのお部屋を拝見しました。
古道具と、好きなものに囲まれたダイニング
台湾出身のはるさんが一人暮らしをしていらっしゃるのは、築50年のDIY可能物件。間取りは39㎡ほどの1DKで、間にある扉をはずして広いワンルームのように使われています。
玄関を入ると、まず目に入る、ダイニングスペースの本棚。棚の中にもまわりにも、はるさんの好きなものがたくさん集められた空間です。
「近所に友達がたくさん住んでいて、一人暮らしですが友達がよく来るので、ご飯を一緒につくってここで食事をしたりしています。作家の友人がつくったものなど、気に入ったものを直感で買ったり、好きなものに囲まれた暮らしをしています」
古道具が好きで、新品を買うよりは古道具屋さんで家具を探すことが多いと、はるさん。よく行くのは、国立にあるLET’EM IN。本棚とテーブルはそこで購入されたものだそう。
椅子は茅場町の雑居ビルの中にあるお店で、とても安く購入させてもらったもの。
「値段やブランドのこだわりはないんですけど、見た感じで“この子だな”と思ったら持って帰るパターンが多いですね」
インテリアの中では「照明」が大事、とはるさん。暗めにして、部屋のあちこちに置かれるようにしているそう。
棚の上に飾られたユニークで愛らしいオブジェは、陶芸教室に通い、ご自身でつくられたもの。ほかにもお友達の作品や台湾で購入したものなどが仲良く並びます。
壁にもさまざまな作品が飾られていました。○○系などは意識せず、結果的に無国籍でいろいろなテイストのものが組み合わさった空間になっているそう。
DIYで使いやすく工夫するキッチン
よく使う道具がそれぞれ手に取りやすい場所にしっかりと収まっているキッチン。
この物件の特徴で、キッチンに貼るタイルを自分で選ぶことができたそうで、古道具や木のカゴなどが映える鮮やかな緑色をチョイスされたそう。キッチンで使うもの以外にも、“みていて楽しいと思うもの”を一緒に並べていらっしゃいます。
長谷園の味噌汁鍋は、お気に入りのアイテム。丸くて可愛い形が気に入っていて、味噌汁だけではなくご飯を炊いたり、いろいろな用途につかえるそう。
作業するのにちょうどよいキッチンカウンターはご自身でつくられたもの。
果物や野菜などは、さまざまな形のカゴに収納されていました。
お気に入りの器は食器棚の中だけでは収まり切らず、りんご箱も活用。
食器棚の上のスペースも楽しく飾られています。