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食欲の秋に読みたい、お腹がぐぅ〜っとなりそうな“食”にまつわる本5選。読みやすい小説・エッセイを厳選したよ

すっかり秋らしい季節になって、芸術や食、読書を楽しんでいる人も多いのでは。過ごしやすい今の時期は、自分の世界にどっぷり浸かって、本に夢中になってみませんか?

今回は、この時期に読みたい、“食”にまつわる小説やエッセイ、漫画をご紹介。

読んでいると、ついついお腹が空いてきちゃうかもしれませんよ。

今宵も喫茶ドードーのキッチンで。/標野凪

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毎日生活している中で、大変なことや疲れてしまうこともたくさんあるはず。そんなときに立ち寄りたい、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」には、お疲れ気味の心を癒してくれるような料理が用意されています。

『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』に登場する、主人公と店主とのやり取りを読んでいるうちに、優しい気分になれそう。読みやすい短編が5つまとまっており、それぞれがゆるりとつながっているのもおもしろいポイントですよ。

読んでいて穏やかな気持ちになれる、ほっこりとした⁨⁩優しい1冊です。

うしろむき夕食店/冬森 灯

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『うしろむき夕食店』に登場するのは、細い路地を入ったわかりにくいところにある「うしろむき夕食店」。ここでは“料理おみくじ”という不思議なメニューが用意されています。

おみくじの山から紙片を選ぶと、そこには吉や凶ではなく、『学業あせらず炊き込みごはん』『願いととのう、エビフライ』など少し変わった言葉が書いてあるんです。

美味しい料理を食べながら、その言葉を咀嚼するように理解していくのち、主人公たちが前を向き始めるストーリー。料理の描写も丁寧で、読んでいるうちにお腹が空いてきちゃいそうですよ。

ほろよい読書/織守きょうや・坂井希久子・額賀澪・原田ひ香・柚木麻子

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5人の作家さんによる、『ほろよい読書』は夜にサクッと読める1冊。

リキュール入りのボンボン、手作りの果実酒、醸造学科に通う酒造など、お酒にまつわる短編が収録されています。

きっと誰しも、お酒の席での印象的な思い出が、ひとつやふたつあるはず。そんな自分の過去の記憶まで思い出させるような、素敵な小説です。

お酒を飲まない人でも気軽に楽しめますよ。

ごはんが楽しみ/井田千秋

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井田千秋さんによる、初のエッセイ漫画『ごはんが楽しみ』。カラフルで食欲をそそるイラストの数々は、見ているだけでお腹がぐぅ〜っとなっちゃいそうです…。

料理はもちろん、コーヒーやうつわ、ピクニックなど、食についてさまざまな角度から触れられているので、バラエティに富んでいるのも魅力。

読み終わったあとは、「あれを食べよう」「いつもより丁寧に食事をしてみよう」という気持ちになれるかもしれません。

歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ/甲斐 みのり

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美味しい料理を、素敵な空間で食べられたら…より一層素敵な思い出になるはず。

『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』には、都内にある名建築と、そこで食べられる食事が紹介されています。

本を読んだあとに、実際に“名建築さんぽ”に出かけたらより一層楽しめそう。

また、2000年に放送されたTVドラマ『名建築で昼食を』の原案となった1冊なので、ぜひドラマも併せて見てみてくださいね。

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