isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2025年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
いきであるために
今週のおひつじ座は、ヨーガのメディテーションのごとし。あるいは、改めて性的なエネルギーからどうにか解放されていこうとしていくような星回り。
キリスト教や仏教でも、性に関するタブーがありますが、これは逆説的に宗教においていかに性ということが大事かということを示しています。
例えば、日本であるカルト教団が異様な求心力をもった要因のひとつも、性的なエネルギーを利用することで神秘体験を容易に実現させたところにあったように思います。これを抑圧してしまうと、結果的に暴力性へと結びついてしまうこともある。
今週のあなたもまた、性的エネルギーないし野性的エネルギーを変に抑圧して暴発させる代わりに、霊的なエネルギーへと昇華していくための習慣を身につけていきたいところです。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
さながら捨つべき
今週のおうし座は、「木瓜噛んで歯の先端に興動く」(飯田蛇笏)という句のごとし。あるいは、普通なら気づかないような変化の兆しを一足早くキャッチしていこうとするような星回り。
「木瓜(ぼけ)」は原産地の中国では「放春花」と記され、どの花よりも先に春の香りを放っている花という意味があり、特に寒い季節に咲く木瓜は「寒木瓜」と呼ばれます。特にそうとは書かれてはいませんが、花弁を噛んだ際の一種の鋭い感覚を思うと、冷たい風のなかで赤い花を咲かせる寒木瓜だったのではないでしょうか。
そもそも普通の人は花を噛んだりしませんし、まだまだ寒さが厳しいこの時期に春の香りを探そうという発想すら抱かないはず。
今週のあなたもまた、すこしくらい常軌を逸した行動に出るくらいでちょうどいいのだと言えるでしょう。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ひとつの生き物として
今週のふたご座は、「ミシャグジ」や「宿神」と呼ばれる神様の伝承のごとし。あるいは、市場経済社会の中で勝ち組となっていくのとは別のベクトルの生き方の骨子を模索していこうとするような星回り。
宿神は子供の神様ですが、同時に老人でもあると言われており、どこか穴のようなところからこの世に出入りしている存在。こっちの世界に現れてくるときには、胞衣(えな)という母親の胎内にいるときに胎児がまとっている膜を背負ってくるとも記されていて、つまり宿神はそうしてあの世と繋がっているのだと。
今週のあなたもまた、「人類という生き物にとって真実に近い生き方をするとは、一体どういうことなのか」ということを、改めておのれに問うていきたいところです。