秘密基地のような寝室
白が中心のモダンで、ひとつひとつのインテリアやアイテムが映えるミュージアムのような住まい。リビングまでの空間とは対照的に、寝室だけは少し異なるコンセプトで楽しまれています。
「寝室はコンクリートの壁で窓がない閉鎖的な空間になっています。そのため他とは雰囲気を変えて楽しんでいます」
「良い意味で家具や雑貨等でごちゃついた感じにすることで、閉鎖的な空間が秘密基地のような感じになり、他と被らない、飽きのこない感じがお気に入りです」
衣類もシーズンに合わせたものをお店のようにオープンに収納。
サイドボードの下には、趣味のアイテムや書籍がまとめられていました。こうした収納の仕方もリビングとは少し変化が付けられていて面白いですね。
寝室として使っているため照明も柔らかで落ち着いた印象を持つものを取り入れられていました。 ペンダントライトはイサムノグチのAKARI。テーブルライトにはマシューウッドランプ。
「住まいが変わったことに加えて、自分自身もウッド系のインテリアが好きになってこの部屋では、これまでよりも多く取り入れるようになりました」
「今の家具選びは単体での魅力や家具同士のバランスを基準としていますが、今後はそこに知識を乗せていきたいと考えています。ブランド、デザイナーの生い立ちや師弟関係、技法、歴史的背景などを学ぶことで、家具一つひとつに込められたストーリーや意図を理解でき、より深みの出る部屋作りができるのではないかと思っています」
自身の嗜好とプロダクトの背景にある思考を踏まえて、住まいづくりを進めるKATOさん。
現在の住まいの先には二人暮らしのより広いお部屋での暮らしも視野にいれられており、今回の住空間で手にいれたものや感じたものがどのように展開されていくのか。今後も目が離せませんね。
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text & photo : Tsubottle
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出典: goodroom journal