京都の粋を感じられる街、東山。さまざまな美術館や寺社仏閣、華やかな祇園も徒歩圏内かつ、ほどよく落ち着いた雰囲気で、観光にぴったりの場所です。「sui東山(すいひがしやま)」は、そんなエリアに位置するカフェ。“アートブランディングカフェ”をコンセプトに、芸術を身近に感じながらのカフェタイムが過ごせます。
古い民家を改築。花のアートを眺めながらゆったり過ごそう
「sui東山」があるのは、京都市営地下鉄東山駅からすぐの場所。京阪三条駅からも徒歩圏内で、京都観光の際にも立ち寄りやすいです。粋“sui”な時間を楽しんでほしいとの思いでこの名が付けられました。
オープンしたのは2021年3月。築100年ほどの古い民家を手に入れ、和と洋をほどよく取り入れながらリノベーションしています。お店のコンセプトを“アートブランディングカフェ” としたのは、徒歩圏内に京都市美術館や細見美術館などの素敵な美術館があったことから。芸術やアーティストを意識したメニューを提供することで、アートをより身近に感じてもらいたいとの思いがあります。
1階客席
中庭の眺めが楽しめる1Fは、英国調の設えに。しっとりと落ち着いた雰囲気で、気兼ねなくカフェタイムを満喫できます。
2階客室
半個室席もあり
一方2階は、英国調はそのままに少しひらけた印象に。日本の住宅らしい梁や襖扉などは残しつつ、有名絵画の複製画を飾っていたりキラキラした装飾がされていたりと、絶妙なアンバランス感が独特の雰囲気を演出します。
至る所に飾られた花のアートは、京都市在住のフラワーアーティスト・みやび美歩氏が手がけたもの。有名絵画をモチーフに、額縁の中に花を閉じ込めたようなフラワーアートは「sui東山」の雰囲気にもぴったりです。
ゴッホの絵画をイメージしたクリームソーダ「星月夜」
そんな「sui東山」でぜひオーダーしたいのが、絵画やアーティストをイメージしたパフェやクリームソーダ。2024年11月時点では、フィンセント・ファン・ゴッホの「星月夜(ほしづきよ)」、グスタフ・クリムトの「接吻」、シンガーソングライターaikoさんの楽曲「雲は白リンゴは赤」をモチーフにした3種類が並んでいました。
「星月夜」1300円
なかでも一番人気なのが、こちらの「星月夜」。以前提供していたものが好評で、再販の声が多数集まったため2024年10月にリニューアルして再登場しました。
印象的な青色と大きな月のクッキーで、ゴッホの絵画の世界観を見事に表現しています。
アイスクリームはヨーグルト味にして、さっぱりさわやかな後口に。三日月の内側に季節のジャムをトッピングして、可愛らしさと安定感を両立しています。角がピンと立ったクッキーも、むにゅんとした食感のゼリーも、すべてスタッフさんの手作り。金平糖やアイスクリームが溶け、グラスの中で色が混ざり合う様子もゴッホの『星月夜』の色合いをイメージしているんですよ。溶けていく雰囲気も楽しみながら味わっていただきたいです」(スタッフ前田哲徳さん)。
サクサクしっとりの「スコーン」もおすすめ!
「イングリッシュスコーン」900円
開店以来人気の自家製スコーンやキッシュもぜひ。スコーンは「ほかにはない食感を」と配合や焼き方を調整し、外側サクサク内側しっとりに仕上げています。
生クリームとブルーベリージャムを添えていただけば、バターの香ばしさとほどよい甘み、クリームのなめらかさが溶け合い、口の中が幸せいっぱいに!
ホットティー「レディロンドン」800円