讃岐うどんや小豆島のオリーブをはじめ、香川県には豊富なグルメが盛りだくさん!瀬戸内海に面した四国の2県が共同運営するアンテナショップ「香川・愛媛せとうち旬彩館」で出会える、香川県の人気の品々をご紹介。「これぞ名物」という定番から「こんなの知らなかった」という隠れた一品まで、多彩なグルメをチェックしてみて。
全国初の2県合同アンテナショップで充実したお買い物/香川・愛媛せとうち旬彩館
「香川・愛媛せとうち旬彩館」は、新橋駅からほど近い場所に平成15(2003)年にオープンした香川県と愛媛県のアンテナショップ。当時、2県合同のアンテナショップはほかになく、大きな話題を呼んだそうです。
お店を案内してくれたのは、両県の魅力を知り尽くしている店長の齋藤誠さん。
「1カ所で2県の名産品を楽しめるということもあり、連日多くのお客さまがお越しになります。両県出身者以外のリピーターが多いのが、この施設の特徴でしょうか。『もう一度“アレ”を買いたい』と思っていただけるようなクオリティーの高い品々をそろえていると自負しています」
「隣り合う県でありながら、香川県と愛媛県のPRポイントはまったく違います。とはいえ“瀬戸内海に隣接する旬のものを彩りよくお届けする”のは共通のテーマ。シーズンものを合わせると合計1,800点以上の商品があるので、じっくりゆっくりお買い物を楽しんでいただけたらうれしいです」(齋藤さん、以下同)
愛媛県のランキングはまたの機会に・・・今回は香川県の人気商品をご紹介します!
【7位】グルメな香川県民の必須アイテム/伊吹いりこ
香川県といえば讃岐うどん。そのうどんを語る上で欠かせないのが「伊吹いりこ」(1,080円/大久)。いりこは讃岐うどんやお雑煮などの‟だし”として親しまれている、香川の食文化には欠かせない大切な特産品。おやつ代わりに食べる人も多いそうです。
「伊吹島で水揚げされたカタクチイワシを30分以内に加工することで、鮮度バツグンで上質な味わいに仕上げています。香川県民は食いしん坊かつ舌が肥えているんです(笑)。美味しいものを食べるための手間を惜しまないし、だしの要となるいりこにもこだわります」
【6位】ひと手間かけると美味しさが一層アップ!/さぬき骨付鶏
うどんに次ぐ名物といえば「さぬき骨付鶏」(1,188円/さぬき鳥本舗)。骨付きの鶏もも肉をこしょうやニンニクなどで味付けしたソウルフードは、ビジュアルも味わいもインパクト大!豪快にガブリと食らいつくのがツウの食べ方なのだとか。
「湯煎するだけで楽しめる一品です。オススメの調理法はフライパンで香ばしく焼くこと。このひと手間をかけると、美味しさが格段にアップします!」
【5位】キュートなパッケージの大人気焼き菓子/瀬戸内レモンケーキ
海と山に囲まれた瀬戸内はレモンの一大産地。穏やかな気候の中で太陽の光をたっぷり浴びて育ったレモンの風味を堪能してほしい――そんな思いから生まれたのが「瀬戸内レモンケーキ」(270円/ちきりや)です。
「生地にレモンピールが練り込まれ、レモンチョコレートでコーティングされた風味豊かな一品。さわやかな香り、しっとりとした食感、やさしい味わいのバランスが絶妙で、発売以来多くの方に愛されている人気商品です」
【4位】“うどん県”屈指の名店の味を自宅で再現!/本場さぬき生うどん
“うどん県”とも称される香川県は、うどんの生産量・消費量ともに日本一。同館でも80種類以上のうどんが販売されています。その中でも特に厚い支持を得ているのが、老舗製麺所が手掛ける「本場さぬき生うどん」(2人前453円/日の出製麺所)。
「日の出製麺所は、1日わずか1時間しか営業していない連日大行列のお店です。本業が製麺なので味と品質は折り紙つき。うどんだけでなくだし醤油も多数取りそろえているので、ぜひ一緒にお買い求めください。ご自宅で気軽に本場さぬきの味を楽しめますよ」
【3位】県民が愛してやまない手土産の鉄板銘菓/観音寺
香川県民にとって鉄板の手土産とされている「観音寺」(5個入648円/白栄堂)。もしかしたら首都圏にはこのお菓子の名前がピンとこない方も多いのでは?同品の主な購入方法は、観音寺市内の3店舗と通信販売がメイン。そのため、首都圏ではなかなかお目にかかれない大変レアな和菓子なのです。
「ご店主の『品質を守るために、目の届く範囲で販売したい』という思いから、取り扱っている店舗はごくごくわずかなのです。首都圏で販売しているのはここだけ。洋風生地にきみあんをサンドした素朴なお菓子ですが、一度食べるとやみつきになりますよ」
【2位】年間約4,000個を売り上げるコスパ最強の逸品/瀬戸内の早どれ海苔 はねだしお買い得パック
2位は「瀬戸内の早どれ海苔 はねだしお買い得パック」(3袋1,320円/金丸水産乾物)。水質が良好な瀬戸内海で育てられた海苔はうま味成分が豊富に含まれていて、味に深みがあるのが特徴です。「瀬戸内の海苔が一番好き」という飲食のプロも多いのだとか。
「厚さや形が不揃いなだけで、品質と味は一級品と同等です。シーズンの最初に採れた“初摘み”は香りや食感だけでなく、口どけの良さも格別。口コミで徐々に人気が広まり、今では年間約4,000個を売り上げる商品となっています」
【1位】ヘルシーかつ食べ応えも◎!不動の人気を誇る芋けんぴ/希少糖芋けんぴ
1位に輝いたのは「希少糖芋けんぴ」(432円/中野製菓)。あっさりとした甘さとやわらかな食感が特徴です。しかも、こちらの芋けんぴには、砂糖より血糖上昇が緩やかになるという特徴を持つ自然由来の甘味“希少糖”が使用されているため、罪悪感なく食べることができちゃうのです。
「希少糖は香川大学で生産技術が確立された低GI甘味料です。一般的な芋けんぴよりヘルシーといわれており、食べ応えもバッチリ。しっとりとした食感とあっさりとした甘さで、食べ進める手が止まらなくなりますよ」
【番外編】「中の人」の一押しグルメを発表
「オススメはやっぱり“うどんコーナー”。豊富なラインナップから推しうどんを見つけてもらえたらうれしいです」と齋藤さん。うどん以外にも、齋藤さんのイチオシ商品をうかがいました。
香川県の小豆島の特産品といえばオリーブ。数あるオリーブ製品の中で齋藤さんがセレクトしてくれたのが上質な「手摘みEXVオリーブオイル」(4,752円/東洋オリーブ)です。
「お値段は少々お高めですが、このオリーブオイルが一本あるだけで普段の食事がグレードアップします。どんなジャンルの料理でも相性バツグン。生野菜にかけるだけで、高級レストランの味わいになるんです」
次に紹介いただいたのは、香川県民の食卓に欠かせないという郷土料理「しょうゆ豆」(626円/山清)。乾燥させたそら豆を煎って、醤油や砂糖などの調味液に漬け込んだ、県民なじみの一品なのだとか。
「山清のしょうゆ豆は香川県産のそら豆と讃岐山脈の伏流水を使用して製造しています。甘辛い味付けの大粒のそら豆は、おかずにも、おやつにも、おつまみにも、どんなシーンでも活躍する優れもの。香川県の風土と歴史が生み出した素敵な郷土料理です」