国立公園など日本の豊かな自然環境を立地として全国に35カ所展開する、リゾートホテル「休暇村」。そのひとつである「休暇村 讃岐五色台(きゅうかむら さぬきごしきだい)」が37年ぶりにリニューアル。高台から眺める瀬戸内海の絶景が滞在中いつでも楽しめるよう改装され、より魅力的なホテルへと生まれ変わりました。絶景ポイントからリニューアルの内容、評判の高い食事内容まで、詳しくお伝えします。
休暇村が立つ、五色台(ごしきだい)って?
創業56年を迎える5階建ての「休暇村 讃岐五色台」は、香川県の中央から海に向かって広がる、「五色台」とよばれる台形型の山塊に立っています。標高約200~400mで頂上が平らになった、紅ノ峰・黄ノ峰・青峰・黒峰・白峰山が集まり、古代中国の陰陽五行説に由来して「五色台」という総称がついたそうです。
「休暇村 讃岐五色台」が立つのは、標高約400mの高台。瀬戸内海が見渡せる古くからの景勝地で、県内有数の夕日スポットです。敷地内には「五色台」の石標もあります。
瀬戸内海の大パノラマが一望できる「水鏡のテラス」
「休暇村 讃岐五色台」は今回のリニューアルで、ホテルのどこにいても絶景が目に飛び込んでくるホテルへと生まれ変わりました。いちばんの目玉は、ロビーの前に新しく設けられた宿泊者専用の「水鏡のテラス」。約400㎡の広々とした板張りの空間に、座り心地の良いソファが空間を贅沢に使って設けられ、香川県の絶景スポット「父母ヶ浜」をイメージした約100㎡の水盤のせせらぎが安らぎを与えてくれます。
「水鏡のテラス」は、パノラマ絶景が自慢です。昭和63年(1988)に開通し、6本の橋からなる瀬戸大橋が島々をつなぐ様を、標高約400mというかなりの高さからまるで鳥瞰図のように見渡すことができます。他ではなかなか見られない絶景で、夕日が沈む時間帯は特におすすめです。
館内に足を踏み入れてすぐのロビーからも、歓声をあげてしまいそうなほどの絶景が広がります。ロビーは木や森、この辺りで採れる讃岐岩をイメージしたナチュラルな色合いで、窓から見える青い瀬戸内海や空を際立たせています。讃岐うどんの本場、香川県ならではのサービス、だしも選べる(!)ウエルカムドリンクをいただきながら、チェックインの前後でひと息つくのはもちろん、滞在時間の多くをここで過ごすお客様も多いそう。ロビーの海側が「水鏡のテラス」になっています。
ロビーに配されたテーブルやチェアも、温かみとスタイリッシュさを兼ね備えていて素敵です。飛騨高山で80年以上続く老舗家具メーカー「柏木工」が製作したものだそう。
露天風呂・内風呂どちらも絶景三昧
露天風呂
内風呂(左奥が露天風呂)
さらに絶景が楽しめるように、とリニューアルされた浴室にも注目です。内風呂と露天風呂はガラスで仕切られ、全長は約15m。横に細長い造りで、どちらの湯船に浸かっても雄大な海や空が眺められます。入浴は12~24時(水曜は14時~)、朝は5~10時に入浴できるので、時間帯で変わる景色を楽しんではいかがでしょうか。
和洋のいいとこどり!リニューアルでより快適になった和洋室
今回のリニューアルで4・5階の海側に18の和洋室が誕生しました。寝るのはベッドで、くつろぐのは畳のゾーンで、と和洋のいいとこどりをした客室です。木目と白を基調としたナチュラルな色合いで、落ち着きをもたらせます。
宿泊中ずっと景色が楽しめる海側の客室がおすすめです。
客室も家具もロビーと同じ「柏木工」のもの。スタイリッシュで座りやすく、窓からの景色も相まって穏やかな時間が流れます。
2025年5月14日には、2室限定のプレミアム和洋室「瀬戸内テラス」が誕生します。約100㎡と広い客室で、1人用のサウナ室を備えた半露天風呂やミニキッチン、洗濯乾燥機を備え、まるで別荘のような感覚で過ごせます。