“本と出会うための本屋”「文喫」の新旗艦店「BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー)」が2025年9月12日(金)、ニュウマン高輪にオープン。本記事では、オープンに先駆けて同施設を訪問してきたレッツエンジョイ東京編集部が、同店の楽しみ方や魅力についてまるっと紹介します!
「文喫」史上最大規模!約10万冊がそろう新旗艦店
今回、編集部が訪れたのは、9月12日(金)に「ニュウマン高輪」のSouth 5階にオープンする「BUNKITSU TOKYO(ブンキツ トーキョー)」。“文化を喫する、入場料のある本屋”をコンセプトに掲げる滞在型書店「文喫」の新旗艦店です。
▲撮影:レッツエンジョイ東京編集部
平成30(2018)年に開業した1号店「文喫 六本木」(東京)を皮切りに、福岡に2号店、名古屋に3号店がオープン。4店舗目となる「BUNKITSU TOKYO」は、店舗面積1,000坪超えと、文喫史上最大規模のお店なのだとか。
約10万冊の本がそろい、高輪エリア最大級のカフェエリアも併設するとのことでワクワク♪早速、お邪魔してみます!
エレベーターで5階に上がると、目の前に現れる「BUNKITSU TOKYO」の空間。店内には、ここにない本は無いんじゃないか!?と思うほど、実にたくさんの本がズラリと並んでおり、その数なんと約10万冊!
“自由で、楽しい”をテーマに、新刊や話題書をはじめ、ほかではなかなか出会えない本など個性的な一冊もそろっているのだとか♪
【無料エリア】新刊から個性的な一冊まで多様なジャンルの本に出会える
店内は、7つの無料エリアと3つの有料エリア、合計10のエリアに分かれているのですが、ここでは無料エリアの中で編集部が特に注目したエリアについてご紹介します。
まずは、「ろじ」と呼ばれる、ビジネス書や新書がたくさん並んでいるエリア。まるで路地のように本棚が並んでいて、ちょっとした探検気分でお気に入りの本探しを楽しめます。
「ろじ」エリアに行ったらぜひ立ち寄ってほしいのが、“しかくい窓のある本棚”。本棚の真ん中が正方形の小窓のように空いていて、四辺が鏡張りになっています。
覗いてみると視界一面が本で埋め尽くされ、なんだか不思議な世界に入りこんだかのよう!
▲「ろじ」エリア内で見つけた一冊(撮影:レッツエンジョイ東京編集部)
こちらは、普段本を全然読まない筆者が気になった本。最近、日本映画作品の『かもめ食堂』を観てフィンランドに興味があったので、つい手にとってしまいました。
普段本をあまり読まない人でも、こうしてふと興味のある本に出会えたりするのが「BUNKITSU TOKYO」の良さ!最近本を読んでないな・・・という方も気軽に訪れてみてほしいです。
続いて紹介するのは、人が集まる“とまり木”をイメージしたという「tomarigi(トマリギ)」エリア。大きな木の幹のような、円形の本棚が印象的です。
本棚には、今話題の文庫本などが並んでいるので、流行りの本を探している方にはオススメ◎。
こちらは、「ノマドノマド」と呼ばれるエリア。ライフスタイル系の本や、読書と一緒に楽しみたい香りや雑貨、紅茶などが置いてあります。
本棚の下には大小の通り窓が開いていて、くぐるとまるで秘密基地のような空間が広がっています。大人も子どもも冒険心をかき立てられること間違いなしので、小さい子ども連れの方はぜひ行ってみてくださいね♪
続いては、児童書が置かれている「ときどきやま」エリアへ。こちらは、“トキメキとドキドキがとまらない、小高い山”をイメージしたエリアとなっていて、子どもと一緒に楽しめる本が陳列されています。
エリア内を進むと、“子ども、ときどき、大人”をテーマに、ブックディレクターが選書した本が並ぶコンセプト棚が登場!
「たび と ぼうけん」「うみへ」「せかいいっしゅう」など、棚ごとにテーマ分けされており、テーマに合ったさまざまな本がそろっているので、きっと気になる一冊が見つかりますよ♪
本の陳列方法も、背表紙を見せるスタイルだけでなく、横向きに積んだり面出ししたりと実にさまざま!
面出ししてある本を手に取ってみると、後ろからさらに興味のある本が顔を覗かせるなど、まるで遺跡を発掘しているかのようなワクワク感を味わえました♪
そして最後に紹介するのは、たくさんのコミックが並ぶ「odoriba(オドリバ)」エリア。ステージをイメージした、不規則な段差が印象的なエリアです。
新たな推し作品が見つかるかもしれないという高揚感や、お気に入り作品を見つけてついつい没頭してしまう時間を楽しんでみてください。