年齢とともに落ちにくくなるお腹まわりの脂肪。原因は「使われない筋肉」にあるかもしれません。ご紹介するのは、40代以降の体の知識に基づいた3つのプランクポーズ。「難しくないのに効く」から、結果を実感できます!
なぜ年齢を重ねるとくびれがなくなってしまうのか
基礎代謝の低下
加齢とともに筋肉量が減ると、1日に消費するエネルギー(基礎代謝)が低下します。その結果、若い頃と同じ食事量だと脂肪がつきやすくなり、特にお腹周りに脂肪がたまりやすくなります。
腹横筋・内腹斜筋など「くびれ筋」の衰え
くびれをつくるために大切な、体幹の深層筋(インナーマッスル)は日常生活だけでは使われにくく、意識的に動かさないとどんどん衰えていきます。それらの筋肉が衰えるとウエストラインがぼやけ、寸胴体型になってしまいます。
女性ホルモンの変化(エストロゲンの減少)
40代以降、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少してくると、脂肪のつき方が変化します。それまでお尻や太ももにつきやすかった脂肪が、お腹まわりにつきやすくなってきます。
姿勢の崩れ・骨盤の歪み
長時間の座り仕事や運動不足は、猫背や骨盤のゆがみの原因に。お腹に脂肪がたまりやすくなり、見た目のくびれが消えてしまいます。
40代からでも間に合う! 「ラクラクくびれ復活」3種のプランク
年齢が理由でくびれが消えるのは自然なことですが、あきらめる必要はありません。正しいアプローチで「戻す」ことは可能です。特にインナーマッスルを刺激するような簡単エクササイズは、体にやさしく効果的。「年齢のせい」とあきらめる前に、3ステップでできる「くびれ復活ポーズ」を練習してみてください。
ひじつきプランク
1)うつ伏せの状態から両ひじを肩の下に置き、つま先を立てます。
2)ひじでマットを押し、胴体を持ち上げたひじ付きプランクの姿勢になります。
3)息を吐きながら、骨盤を右に傾けて、吸いながら真ん中に戻します。
4)息を吐きながら、骨盤を左に傾けて、吸いながら真ん中に戻します。
5)これらの動きを20回ほど繰り返します。
photo by Tomo Uosumi
プランク
1)ひじつきプランクの状態から片手ずつ手のひらをマットにつき、プランクの姿勢になります。
2)片手ずつひじをマットに下ろし、ひじつきプランクの姿勢に戻ります。
3)これらの動きを10回ほど繰り返します。
photo by Tomo Uosumi
片手上げプランク
1)プランクの姿勢から、骨盤を右に傾け、左手をマットから離し、息を吸いながら左手を天井へ伸ばします。
2)息を吐きながら手を下ろし、プランクの姿勢に戻ります。
3)骨盤を左に傾け、右手をマットから離し、息を吸いながら右手を天井へ伸ばします。
4)息を吐きながら手を下ろし、プランクの姿勢に戻ります。