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グリーンプランナー森田紗都姫さんに聞く!初心者が観葉植物と付き合う上で本質的に大切なこととは?

森田さん: そうですね。また、根本的なところで言うと、植物も生き物なので関心をどれだけ持ってるかというのが重要です。どのようにして植物に関心を持つかというと、きちんと選ぶというのが一番のポイントだと思います。例えば、ペットを飼う時だったら「このマンションで飼えるかな?」「長期で実家に帰る時はどうしよう」など、いくつか考えるポイントがあると思います。植物も同じように、「一週間家を空けることがあるけど大丈夫かな?」や「日当たりがあまりよくないかもしれないけれど、どこに置くのがいいのかな?」あるいは植物を置く目的だったり、スペースの環境を把握してお店に行くとかなり失敗が減ると思いますよ。私もよくあるのですが、お店に行って「可愛いな」という感覚的に買ってしまうと、部屋との相性が合わなかったり、実際に置いてみたらイメージと違った、あるいはこまめに水やりが必要な植物を選んでしまいズボラな性格の自分とは相性が合わなかったということもあると思うんです。そうすると、毎日意識的に植物を見ることがなくなり、お世話ができなくなってしまうといったこともあります。選ぶ時にどれだけ関心を持つかが重要です。

– 確かに、関心を持っていればきちんとお世話もできますしね。植物に話しかけてあげると良いというのを聞いたことがあるのですが、どうなんでしょうか?

森田さん: それには諸説あるのですが、植物に話しかけることができる人は、そもそもそれだけ植物に関心がある。生き物として向き合っているということですよね。ですので、そういったことができるのであれば、おそらく細かな葉っぱの様子や虫の有無だったりにも気付けると思います。

【プロフィール】森田 紗都姫 (もりた さつき)

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写真提供: 森田 紗都姫

株式会社維苑 代表取締役

ガーデンデザイナー/グリーンコーディネーター/ガーデンセラピーコーディネーター
町田ひろ子インテリアアカデミー ガーデンプランナー科 講師
高知県出身、東京都在住。18歳まで海山川に囲まれた高知県で過ごし、大学卒業後、京都の出版社に就職。書籍や生活雑貨などのプランニングを担当。その後、商業施設、オフィス向けのランドスケープや室内のグリーンコーディネートを行う会社にてグリーンプランナーとして勤務し、ショップのグリーンデザインから品川エリアのランドスケープなどを手掛ける。さらに、幅広い植物の知識を得るため個人邸からショップ、商業施設や公共施設まで幅広くガーデンデザイン、グリーンコーディネートを行うデザイン事務所に転職。室内外のガーデンデザイン・施工を300件以上手掛ける。2024年に自然と都市をつなぐ庭施工と園芸アイテムの開発事業の会社、株式会社維苑を設立。室内外の植物のプランニングのほか、講師活動、商品企画、書籍やイベントの企画など植物と人をつなぐ様々な取り組みを行なっている。

Instgram: @yamamori_green

@yamamori_green
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