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[投資を始めたい]投資初心者のヒントがここに! カリスマ個人投資家・テスタさんの格言10選

格言⑥「予算を策定して慎重に。怖い人はシミュレーションから始めよう」

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資金300万円で株式投資を始めたテスタさん。それが今や100億円を超える利益を出していますが、やっぱり最初からそれなりの金額を投じないと、投資で利益を得るのは難しいのでしょうか?

「そんなことはないですよ。むしろ少額から始めてください。大事なのは総資産の中でのバランス。たとえば、お仕事で貯めたお金が500万円あるとしますよね。当たり前ですが、500万円をすべて個別銘柄に投資するのは控えておいた方がいいと思います。『100万円は個別株の投資資金にしてもいい』とか、『次のボーナスのうち、1/3は個別株に投資してみよう』と決めて、それまでに勉強をし、準備を進めていくのがおすすめ。投じる金額や割合は、皆さんの手持ちのお金やライフスタイルによって違うと思うんですが、最初は無理なく、楽しめる範囲から始めるのがいいと思います」

さらにテスタさんから、個別銘柄を買う前に「こんなことをしてみても」というアドバイスが。

「『予算を決めていても、やっぱりいきなり購入するのは怖い!』という人は、実際の投資を行う前に売買のシミュレーションをするといいですよ。気になる銘柄をピックアップし、購入した“つもり”で、メモをする。そして株価が上がってきたら利益確定のために売った“つもり”で、その金額もメモ。これを繰り返して、たとえば1年間でトータルいくら利益が出せたのか、出せたならば何%ぐらいの利益なのか、答え合わせするんです。専用アプリもありますが、自分でメモすればお金もかからない。無料でできる株式投資の勉強法の一種ですが、無料だからこそ、真剣にやること! そしてトータルの利益でマイナスが出ちゃったら、『個別銘柄に、お金を入れなくてもいいかも?』、『そもそも銘柄の選び方が違っていた?』など、自分なりに見えてくるものがありますよね」

詳しくはこちらをチェック!:どれぐらいの額からスタートすべき?【テスタさんに聞く株式投資のギモン】

格言⑦「〇〇ショックも冷静に分析すればチャンスになり得ます!」

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株式投資をするにあたって、最も怖いのが市場の暴落。「〇〇ショック」を不安に感じてなかなか投資に踏み出せない人も多いはず。どう考えればいいんでしょうか?

「歴史的に見ても“〇〇ショック”は、必ず起こるものなんです。ただ冷静に考えると、そこで資産が減るのは、そもそも“株を持っている人”だけ。そして大損するのは、下落時に株を売ってしまった人です。売った人が『大損した』話だけが広まってしまい、“〇〇ショックは恐ろしい”というイメージが一人歩きしている面も否めません。暴落は、これから株式投資を始める人にとっては、むしろチャンス。株価がど~んと下がったところで市場に参入できる、絶好の買い場なんです」

これから投資を始めるビギナーたちは、コロナ・ショック後の現在から、株式相場へ参加することになる。

「気になる企業がある人は、2020年の利益の数字を見て下さい。経済への影響があれだけあったので、ほとんどの企業が赤字です。その中でも、大きな赤字を出していない、もしくはすぐに赤字から回復できている企業は、優良企業ということ。『コロナ・ショックを、どうにかして乗り切っているかどうか』というのは、今も投資判断の一つの材料になると思っています」

詳しくはこちらをチェック!: 「◯◯ショック」で暴落したらどうする?【テスタさんに聞く株式投資のギモン】

格言⑧「収益が安定している企業を、業種別に分けて探してみましょう」

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個別株への投資をする際に、大事になってくるのが株の銘柄選び。初心者ゆえに、何を基準に選んでいいのか分からない。そしてやっぱりリスクは抑えたい。こんな場合はどうしたらいいですか?
「『ずっと黒字の会社はどこだろう?』という視点で、企業を探してください。日本にも、毎年安定して利益を出し続けている優良企業はたくさんありますよ。そういった企業は利益を得た分だけ、会社の中で資金を溜め込んでいます。これを内部留保というんですが、内部留保の多い企業こそ、不況や急な経済ショックにも耐えられる力がある。長期間黒字であれば内部留保はどんどん増え、企業の価値は上がっていきます。そういう会社は“潰れる可能性も低い”と考えて下さい」

「手持ち資金を1銘柄に集中投資するのは避けましょう」とテスタさん。

「100万円分を株式投資に使おう、と思ったら、50万円分をA社、残りの50万円分をB社と分けること。業種も違うものにしたほうがいいですね。A社が自動車の企業だとしたら、B社は飲食店など。ちょっとずつ買い足していき、10ぐらいの銘柄に分散できればいいと思います」

詳しくはこちらをチェック!:投資する株の銘柄はどう選ぶ?【テスタさんに聞く株式投資のギモン】

格言⑨「金は大きなリスクヘッジに。資産の20%は持っておいてもいい!」

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「これからは、通貨以外のものにも資産を分散投資したほうがいい」とのこと。その代表例として挙げてくれたのが金(ゴールド)への投資だ。金はなぜ、持っておいたほうがいいんでしょうか?

「円もドルもユーロも、その国や地域の通貨。今のところドルが基軸通貨という、世界中の商売や取引のための共通通貨になっています。ただし通貨は、政情や経済状況によって大きく価値が目減りする可能性が。一方で金は、“古来から変わらずに、世界共通で価値を持っている”通貨、だと思ってください。資産防衛の力を高めるには通貨以外の金も、持っておいたほうがいいと僕は考えています」

資産額のどれぐらいを、金の購入に充てたらいいんでしょうか?

「そうですね。金は最高のリスクヘッジとも言われているので。

これからの時代は、資産の20%は金に投資しておく、とかでもいいと思います

詳しくはこちらをチェック!:注目すべきは「金」への投資?【テスタさんに聞く株式投資のギモン】
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