無料の会員登録をすると
お気に入りができます

[京都]モダンな大正建築が「DEAN & DELUCA 京都」にリノベーション! 京都店限定の特別アイテムにも注目

ビルが立ち並ぶ烏丸通沿いにそびえ立つ、ひときわ目を引く赤レンガの建物。築100年以上の歴史をもつ貴重な近代建築のひとつで、現在は世界中の高品質な食材やキッチン用品を取り扱うセレクトショップ「DEAN & DELUCA(でぃーん あんど でるーか)」の京都店として、多くの人に愛されています。当時の面影を残したスタイリッシュな空間で、買い物や食事を楽しむことができます。

銀行を改装した重厚感たっぷりな商業施設

picture

地下鉄四条駅から徒歩6分ほどにあるモダン大正建築が、今回ご紹介する建物です。「旧山口銀行京都支店」として、大正5年(1916)に建てられました。のちに「旧北國銀行」となり、銀行の役目を終え現在の「DEAN & DELUCA」の京都店に生まれ変わりました。

picture

設計は、東京駅や日本銀行本店を手がけたことで知られる辰野金吾を中心とした、辰野片岡建築事務所によるもの。「辰野式」と呼ばれる建築の特徴は、赤レンガに白い花崗岩でボーダーのようなラインを描き、屋根に塔や小屋が載ったデザインです。ヨーロッパ建築の意匠を取り入れた辰野金吾建築の数々は全国に200以上にのぼり、そのうち現存するものは24ほどだそう。

picture

店内に入ってすぐの床タイルは竣工当時のものを、そのまま使用しています。赤地に黄色い八角形が敷き詰められ、シンプルながら印象的なデザインです。

picture

店内奥のイートインスペース横には銀行の金庫がそのまま残されており、扉の厚さからその堅牢さがうかがえます。

picture

改装の際に新設したテラス席は開閉式の屋根付きで、雨天時にも利用可能。建物の裏側を見ることができる穴場スポットです。

picture

重厚なシャンデリアは当時のものではなく、改装に際して特別に制作したもの。モダン建築の雰囲気とマッチしています。

食品からキッチン用品まで! バイヤー厳選のアイテム

picture

「Japanese Artisanal Grocers」をテーマに、日本のつくり手を中心とした商品セレクトが魅力の「DEAN & DELUCA 京都」。店内にはデリやカフェメニュー、スイーツに加え、京都や関西の銘品が多く並びます。

picture

季節やイベントごとに商品ラインナップもがらりと変わります。撮影時は、夏らしいフルーツとチョコミントをテーマに、さまざまな商品が並んでいました。少し変わった切り口で、訪れるたびに発見があり楽しい。

picture

左:「京中黒毛和牛熟成肉 ブラックキャラメルカレー」1728円、右:「ふくどめ小牧場幸福豚 ケイジャンプルドポークカレー」1728円

独自の熟成方法で牛肉本来のうま味を最大限に引き出し提供する、京都の熟成精肉店「京中」と、鹿児島県の自社農場で養豚から精肉加工・熟成までを一貫して行う「ふくどめ小牧場」、それぞれのコラボカレー。肉の職人たちとつくりあげた、こだわりの逸品です!

picture

左:「ほうじ茶 あがたの香」200g 864円、右:「煎茶ティーバッグ」918円

明治12年(1879)創業の京都・宇治茶問屋「堀井七茗園」のお茶を、家庭で手軽に楽しめます。できるだけ本来の形状を残したこだわりの茶葉は、甘みと渋みが調和し豊かな香りが特徴。

picture

左:「箸置き」各1650円、真ん中:「平皿 5寸」4950円、右:「平皿 3寸」各3080円

明治初年(1868)創業の清水焼窯元「陶泉窯」が手がける器。京都・清水焼に釉薬を使って繊細で小気味のよい絵付けが施されます。お茶目なポーズがかわいい鳥獣戯画シリーズは、京都店の人気商品。グレーのフチどりは京都店だけの限定カラーです。

こだわりの食材を使った彩りイートインメニュー

picture

「デリボウルランチ」スープ付き 1870円

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ