しっかり寝ても疲れが残り、体が重だるいと感じる方はいませんか?慢性的な疲れは、体の巡りや筋肉のこわばりが原因かも。今回は体のだるさに悩まされたくない方のためのエクササイズをご紹介します。
疲れが抜けない原因は血流の滞り
疲れが取れないとき、体の中では血流やリンパの流れが滞り、筋肉や内臓に老廃物や疲労物質が溜まっていることがあります。特に肩や腰、股関節周りは日常生活で使う動きが少なく、疲労が蓄積しやすい部分です。
逆に、血流が改善されると、これらの疲労物質が体外に排出されやすくなるため、疲労回復がスムーズになります。
具体的には以下のような効果があります。
酸素や栄養が全身に届く
血液は酸素や栄養素を筋肉や内臓に運ぶ役割があり、血流が滞ると必要な栄養が届かず、疲労が残りやすくなります。血流を改善することで、細胞がしっかり働き、エネルギーを効率よく作り出せるようになります。
老廃物や疲労物質の排出を助ける
筋肉で発生した疲労物質(乳酸など)は血液やリンパを通じて体外に排出されます。血流が良くなることで、これらの老廃物が早く流れ、筋肉の張りやだるさが和らぎます。
筋肉のこわばりがほぐれる
血液の循環が改善すると、筋肉に十分な酸素と栄養が届き、緊張やこわばりがほぐれやすくなります。これにより肩こりや腰のだるさが軽減し、体が楽に感じられます。
自律神経のバランスが整いやすくなる
血流が滞ると交感神経が優位になり、疲労感や眠りの質の低下につながることがあります。全身を動かして血流を促すことで副交感神経が働きやすくなり、リラックスした状態で疲労回復が進みます。
疲れが抜けない時は、体をゆっくりと動かして
疲れが抜けない時、疲れているときこそ、体をゆっくりと動かして血流を促すのが効果的です。しかし、疲れている時にはなかなか運動をする気にはなれませんよね?
そこで今回は、椅子に座ったまま無理のない範囲で大きく体を回すエクササイズをご紹介します。巡りを改善し疲れにくい体をつくります。たった数分でも、毎日の習慣にすることで疲れにくい体を作ることができます。
朝の目覚めにベッドに腰をかけて、デスクワークの合間に、入浴後にリラックスした時。お好きなタイミングでやってみてくださいね。
全身の血流アップ!疲労回復エクササイズ
<やり方>
1)脚を大きく開いて椅子に座り、フェイスタオルを広げて端を持つ
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2)息を吸いながらタオルを上に持ち上げる
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3)息を吐きながら右から回し下ろし、息を吸いながら左から回し上げる
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