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「味噌汁」にいれると腸がよろこぶ“水溶性食物繊維がたっぷりな旬の野菜”とは?「乾燥に負けない肌に」

発酵食品マイスター・スキンケア指導士の坂下莉咲です。夏が終わっても、紫外線は一年を通して降り注いでいます。秋冬は乾燥や冷えによって、肌のバリア機能が揺らぎやすい季節。外側のケアに加え、内側からもうるおいを支える食生活で、やわらかなツヤ肌を保ちましょう。

1.見えない紫外線が、秋冬の肌をじわじわと刺激する

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紫外線には「UV-A」と「UV-B」がありますが、秋冬に特に意識したいのは、窓ガラスも通り抜けて肌に到達するUV-Aです。
UV-Aは肌の奥(真皮)まで届き、コラーゲンやエラスチンに影響を与えるとされ、光老化やハリの低下を招く要因のひとつとされています。
紫外線が弱まったように感じる季節こそ、通年を通したUVケア習慣が大切です。

2.内側のうるおいは「食」で整える

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肌の潤いを守るには、ビタミンC・Eなどの抗酸化栄養素に加え、粘膜を保護する働きをもつビタミンA(βカロテン)の摂取も欠かせません。
にんじんやかぼちゃ、長ネギなどの秋冬野菜には、これらの成分が豊富に含まれています。
さらに、みそや納豆などの発酵食品は、腸内環境によい影響を与えるといわれている食材です。
研究では、腸の状態が整うことで、皮膚バリアやセラミド合成によい影響を与える可能性があると報告されています。

3.温かい一杯で「めぐりのよい肌」を育てよう

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冷えは、肌トラブルを引き起こす隠れた要因で、血流が滞ると、肌へ栄養が届きにくくなると考えられています。
そんなときは、身体を温めつつ、腸も喜ぶ一杯を。
水溶性食物繊維が多く含まれる里芋のとろみや、血行を促す成分として知られている硫化アリルを含む長ネギを使ったみそ汁は、秋冬にぴったりの温かいスープです。
みその発酵パワーとともに、冷えと乾燥に負けない「めぐりのよい肌」づくりを支えてくれるでしょう。

里芋と長ネギのみそ汁

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材料(2〜3人分) 調理時間15分

だし汁……400〜500mL
みそ……15〜20g
里芋(市販の水煮、またはゆでて皮をむいたもの)……150g
長ネギ(白い部分)……1本
七味唐辛子……お好みで

作り方

1 鍋にだし汁と食べやすく切った里芋を入れて中火にかける。

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2 斜めに切った長ネギを入れ、沸騰したら火を弱めて煮る。

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3 具材全体がなじんだら火を止め、みそを溶き入れる。

4 器に盛り、七味唐辛子をかけたらできあがり。

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