マットがなくても身近な場所で気軽に出来るヨガで「体の悩み」を改善していくコーナー。疲れを減らして、お休みの日も快適に楽しめる体と心を作りましょう!
高松いく
スマホ、パソコン、家事…「前かがみ」ばかりになっていませんか?
前かがみでの姿勢は、日常でも多いかと思います。ご自身の日常を思い出してみてください。スマホやパソコン作業はもちろん、台所で料理をしたり、小さい子供がいる方は子供のオムツ替えなど、上体は知らず知らずのうちに前のめりになりがちです。そして、この前屈の動作ばかりを繰り返していると、腰や背中に痛みが出やすくなってしまいます。
上半身だけを考えると人間ができる動きは、前屈、後屈、ねじる、側屈。体を整えるにはこれら4つの動きをバランスよく行っていく必要があります。例えば、前に倒れる姿勢で長時間過ごすと、体を後ろに反らせたくなりませんか? これは体の動きが偏らないようにするための自然な反応なんです。
日常的に背伸びをして体を反らせたり(後屈の動き)、誰かに呼ばれて振り返ったり(ねじりの動き)という機会はあるので、前かがみが多いなと思うときは意識的にこれらの動作を行ってみてください。振り返るときは、骨盤は正面のまま、おへそから大げさに大きく振り返るのがおすすめです。
「側屈」は、日常動作にはあまりないので意識的に行う必要があります。そこで、今回紹介したいのは、この「側屈」を行うヨガ。家にも職場にマットはないし、ヨガする場所も難しいしという方…ヨガはマットがなくても出来ますよ! 確保するスペースは、肩幅2倍の横幅と、肩幅程度の縦幅、そして、壁があれば十分です。
マットなしでもできる!カンタン「側屈」のポーズ
How to
①壁に背中、肩をべったり付け、肩幅2倍ぐらいに脚を開きます。両手は肩の高さ。
photo by Iku Takamatsu
②壁から肩、背中、お尻が離れない様に、真横に上半身だけを倒していきます。倒れる方と反対側の手を、頭の先に伸ばして、5呼吸ゆっくりと深呼吸。反対側も行いましょう。
photo by Iku Takamatsu
腰から脇にかけてしっかり伸びるので、腰痛や背中の痛みの緩和だけじゃなく、脇に溜まりやすい老廃物も出すことでお肌の調子も整います。ぜひ、オフィスやおうちで取り入れてみてくださいね。
高松いく
5歳からの女優業、ヨガ育成講師を経て、現在フリーインストラクターとして活動中。材木座テラス「gypsea」横浜みなとみらい「資生堂」で朝ヨガ。「Jexer」亀戸、千葉新浦安「BestStyle」ではプールSupYoga。ゴールドジム前橋群馬(ソネットフィットネス)でTRX yoga、5月〜9月三浦半島三崎口横堀海岸にて海SupYoga含む「sup cruise trip tour!!」開催予定。