ひとえに「消しゴム」と言っても、ペンタイプや砂消しなどさまざまな種類があります。消しゴムに求めることとして、よく消えるのは大前提ですが、消しカスが散らない、軽いなど機能性が高いとさらに使いやすいですよね。そこで今回は、おなじみの銘柄から特殊な形状まで、文房具店の消しゴムを買い占めて一斉テストを実施。よく消えてまとまるおすすめの消しゴムランキングを選び方とあわせてご紹介します。
増田 乃律子/Test by MONOQLO編集部
MONO、レーダー、まとまる…最強の消しゴムはどれだ?
消しゴムといえば、青・白・黒のストライプのデザインのMONOを思い浮かべる方も多いかと思います。しかし、MONOだけでなく、今や実にさまざまな種類の消しゴムが登場し、機能性も高くなっています。
ともすると、消しゴムに求めることは消しやすさだけではありません。では、どういった点に注意して選べばよいのでしょうか?
消しゴム選びはまとまりやすさと消し心地の軽さに注目です!
数多くある消しゴムの中から「よく消えてまとまる消しゴム」を選ぶポイントは、大きく3つあります。
[ポイント1]消字性(消しやすさ)
消しゴムの機能でまず重視したいのは、当然ながら「消しやすさ」です。かつては「黒い消しゴムは消えにくい」といった噂もありましたが、現在は配合が工夫され、ほとんど違いに気付かないほどに改良されています。
おすすめはMONOなどに代表される学習用消しゴムですが、今回テストした36製品は学習用消しゴムを中心に選んでいることから消字性はどれも優秀でした。そのため、今回は評価の基準には入れていません。
消えやすい消しゴムを探したい時は、学習用消しゴムから選ぶのをおすすめします。
[ポイント2]まとまりやすさ
次に重要なのが、消しカスの「まとまりやすさ」です。消した後の消しカスが多いと机の上を汚してしまい、ストレスになってしまいます。
今回36製品を比較しましたが、この「まとまりやすさ」については製品によって違いがあることがわかりました。
[ポイント3]軽さ
最後に押さえておきたいのが「軽さ」です。消す作業は力が必要なことから、消す時に紙と擦れる摩擦の軽さも大切になってきます。
広範囲を消したい時はさらに擦る力が必要になってくるため、特に重視したいポイントです。
以上の3つの選び方のポイントを踏まえたところで、「よく消えてまとまる消しゴム」を探すべく、おなじみの銘柄から特殊なサイズまで、文房具店の消しゴム36製品を買い占めて一斉テストを行いました。
テスト方法は、スケッチブックを全面HBの鉛筆で塗りつぶし、消しゴムで約25㎝×2㎝ずつ消したときに出た消しカスを集めて比較。また、紙との摩擦による消し心地の軽さを比べました。
テストの結果、消字性には若干の差異はありましたが、消しカスのまとまりについては目視できるほどに違いが生まれました。
それでは早速、36製品をテストした結果をおすすめ順にランキングでご紹介します!
1位パイロットクリーンイレーザー消しカスの飛び散りにくさは断トツ
パイロット
クリーンイレーザーL ER-C10
実勢価格:86円
見事1位に輝いたのが、パイロット クリーンイレーザーです。燃やしても有害な塩素ガスやダイオキシンが発生しないエラストマー樹脂を使用しています。減るスピードは早いですが、消しカスの飛び散りにくさは断トツでした。
消しカス自体に粘り気があり、しっとりとした不思議な感触で消しカスがみるみる繋がっていきます。消している最中から自然とまとまるので、捨てるときに飛び散らずスムーズ。可燃ゴミで捨てられるのもいいです。
2位トンボ鉛筆 モノもっとあつまる商品名は伊達じゃない集まりやすさ
トンボ鉛筆
モノもっとあつまる消しゴム EN-MA
実勢価格:73円
2位はトンボ鉛筆 モノ もっとあつまるです。その名のとおり、消しカスがあつまるのがウリとなっています。
まとまりやすさも軽さも1位のパイロットに引けを取っていません。消しカスはコシがあり、もっちりとした学習消しゴムらしい感触でした。
3位はぺんてる Ainまとまるタイプ消しカスがあつまる学習消しゴム
ぺんてる
アイン消しゴム まとまるタイプ ZEAS10
実勢価格:75円
3位はぺんてる Ainまとまるタイプ。Ainシリーズの中でも消しカスがまとまるタイプです。
消しカスが繋がってよくまとっています。コシが強くなめらかな消し味で広範囲を消しても疲れにくいです。