4日目「2代目バチェラーとドキドキ☆初対面」
今日は私・たかはしが、2代目バチェラー小柳津さんと企画の打ち合わせ。するといきなりあーりんが「私も参加したい!(訳:バチェラーに会いたい!)」と挙手。
Amazonプライムで見ていた憧れのバチェラーに会えるなんて……とそわそわするあーりん。打ち合わせ場所に向かう途中、こっそり赤リップだけ塗ったの、見えてたからね。
「あーりんさん、はじめまして。小柳津です」
「…………!!!!!!!!!」
本物のバチェラーを目の前に、卒倒寸前のあーりん。だけどやっぱりメイクをしていないからか、次第に自信が喪失したようで「では私はこのへんで……」と開始5分で退席。早!!
5日目「大事な会議」
この「5日間メイクやめてみた」企画もいよいよ最終日。この日に限ってあーりんは超重要な会議でプレゼンをすることに。上層部からの評価が決まるといっても過言ではない、勝負の日だ。
「ごめん、最後までちゃんとメイクやめようと思ってたけど、今日ばかりはやめられなかった」
肌はアディクションのリキッドファンデーションで隙なく塗りこみ、唇はクリニークの深みレッドリップを引いた上から、リンメルのブラウンリップを重ねて、さらに強く締める。アイシャドウはシャネルのマットなブラウンで、余計なラメは散らさない。本人いわく「男性的なメイク」で出社した。
「女っぽい・男っぽいってカテゴライズすること自体が今の時代に合ってないってわかってるけど、今日はどうしても“男っぽいメイク”で勝負したかったんだよね」
そう言いながら颯爽と会議に向かうあーりんの横顔は、この5日間で一番輝いてた。
結論:やめていいこともあるけど、「やめなくていいこと」もある
翌週からばっちりメイクを再開したあーりんに、5日間メイクをやめてみてどうだったか話を聞いてみた。
「今までは毎朝30分かけてメイクするのが面倒だったけど、5日間やめてみたら、改めてメイクの大切さに気づけたよ。別れてから彼氏の大切さがわかる、みたいな(笑)」
私たちは毎朝早起きしてメイクをする。そして夜はメイクを落とす。その手間がものすごく面倒だけど、実は大事な時間だったんだよね。
そしてもうひとつ気づいたこと。それは「男女差を楽しむのも悪くない」。
「デートのときにちょっとだけ女性的なメイクをしたり、会議のときは強い男性的なメイクをしたりするのが、意外と楽しかった。男女平等が望まれつつある世の中だけど、あえて男女のちがいを楽しむのもアリだなって思ったよ。そもそも男女平等って、お互いに同化することじゃなくて、性別問わず“自分がやりたいことをする”ってことなんじゃないかな」
この世界には、やめていいことも、やめなくていいこともある。だけど、どちらを選択するかは人それぞれで、大事なのは「自分がやりたいことかどうか」。
それに気づけたから、メイクをやめた5日間はあーりんにとってすごくいい期間になったんだと思う。きゅっと口角の上がった唇に光る赤色が、今までよりずっとキュートで魅力的に見えた。
(文:マイナビウーマン編集部、イラスト:oyumi)