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結婚後に仕事をやめたほうがいい女性のケース

結婚が決まったとき、多くの女性がぶつかるのが「今の会社を退職するのか」という問題。働き続けるのが正解? それとも退職するのが正解? この記事では、結婚後の仕事の向き合い方について、makicooさんに解説してもらいました。

makicoo(さとう まきこ)

こんにちは。外資系企業でマネージャーをしている一方で、恋愛・結婚やライフスタイルに関する記事の執筆をしているライターのmakicoo(さとうまきこ)です。

結婚退職する? それとも仕事を続ける?

今回のテーマは「結婚と退職」について。

結婚を機に退職する人もいれば、退職しない人もいます。

統計的には結婚=寿退社が当たり前だった時代から一転、厚生労働省による平成24年の調査によると、80.7%の女性が結婚後も働き続けることを選択しました。それでも残りの20%弱の方は結婚を機に仕事をやめ、家庭に専念することを選んでいます。

前述の調査によると、男性の結婚後の就業率は99.7%。昔と比べて少なくなったとはいえ、まだまだ女性にとって「結婚」は今後の仕事・生き方をどうするかということを考える重大な節目です。

結婚と仕事~私の場合~

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私自身は仕事をするのが大好き。「結婚を機に仕事をやめる」という選択肢はまったく頭にありませんでした。そしてそれは、出産を経ても一緒です。

働きながら子どもを育てるのはそれなりに大変ですが、それでも家事と育児に専念する毎日というのは私にとってはとてももどかしく、「なんて向いていないんだろう」というのが産休中の感想でした。

復帰の日がとても待ち遠しく、毎日指折り数えて待っていたのを覚えています。

ところが、同じ「出産・育児」を経ても、まったく逆の感想を持つ人も少なくありません。子と離れがたく、これを機に専業主婦になろう、専業主婦まではいかなくてもパートやアルバイトをして軸足を家庭に移そうという友人が何人もいます。

結婚生活をどうしたいか、そして子どもを持つなら育児をどうやっていきたいかは、本当に人それぞれなのだと思います。

なので「結婚」を機に退職することの是非については、「寿退社」が正解な人もいるし、そうじゃない人もいる、ということ。誰かにとって「こうしてよかった」が、自分にもそうかというと、まったくそうではありません。

結婚を機に退職するのがいいかどうかに「正解」はありません。「自分がどうしたいかベース」で考えなくてはいけません。

結婚しても働き続けるメリットは「お金」

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結婚してもなお働き続けるメリット、それはずばり「お金」です。

以前なら就職さえしてしまえば安泰だと思っていた会社が業績不振により大規模なリストラすることが珍しくない時代。お金を稼ぐことをパートナーに任せたとして、いつその前提が崩れるかわかりません。

また、以前と比べて年齢を重ねれば重ねるほど給料が上がる、というわけでもなくなってきた中、2人とも働いているのといないのとでは、生活の安定感が大きくちがいます。

あまり想像したくないと思いますが、結婚生活をしていく中で価値観のすれちがいや相手への不信感が募り募ったとして、自分で仕事をしているなら「別れる」という決断がしやすいです。

私自身、一度離婚を経験しているのですが、もし専業主婦だったなら、今でもまだ離婚したほうがいいのかどうなのかを悩んでいたように思います。

結婚を機に仕事をやめるメリットは「精神的なゆとりの確保」

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一方で、家庭に専念するメリットもあります。

特に、パートナーが激務でほとんど家にいないような場合、共働きだと家事の負担が女性によりがちです。

せっかく一緒に暮らしているのに家事の分担で喧嘩ばかりしたり、疲れ果てていて夫婦の時間を楽しめなかったりなんてことも、片方がしっかり家庭に軸足を置くことで、防ぐことができるでしょう。

精神的にゆとりをもって暮らしたい、家事全般が好き・楽しいという場合は「結婚」を機に退職という選択肢は適切だと思います。

もし今の仕事が嫌、または興味が持てず、前々からやめるタイミングがほしかった、なんて方は「退職」より「転職」「キャリアチェンジ」を考えてみるのがよいかもしれません。

結婚を機に前々から興味があった職種に挑戦してみたり、資格取得のために勉強をしてみたりするのも選択肢のひとつになるのではないでしょうか。

パートナーによる経済的な基盤があれば、当座のお金の心配をしなくてすむ、というのは「結婚」の大きなメリットのひとつです。これを活かさない手はありません。

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