(1)粘り強く行動する
私は芸能人についてコラムを書いたりしていますので、彼らの来歴を調べることがあります。
そこには語られることのない“下積み”が必ずあります。
松田聖子や中森明菜もオーディションには複数回落ちています(聖子は書類審査で落ちたこともあります)。
山口百恵も松田聖子も、事務所は当初まったく期待しておらず、「なんでこんな子をスカウトしたんだろう」と社長が思ったほどだという逸話が残っています。
今、テレビで見ない日はないといっても過言ではないマツコ・デラックスも、女装家として全国のディスコなどイベント会場をまわっていた時代は、お客さんがゼロという時代もあったと話していました。
人は表面しか見ませんし、メディアは成功した人を持ち上げますから、売れている人は最初から売れていたようなイメージを持ちますが、最初はみんな「うまくいかない人だった」ことを忘れないでください。
粘り強く行動し続けることで、最高の人生の転機となるのです。
(2)相手の立場で考えてみるクセをつける
新しい環境に身をおいたとき、「あたりが強いな」とか「いじめられている」と思うことがあるかもしれません。
いじめはいじめるほうが悪いに決まっているのですが、だからといっていじめがやむわけではないもの。
そこであっさりやめてしまわず、少しは粘ってみましょう。
こういうときは、「もし自分が相手なら、自分をどう見るか」ということを考える習慣をつけてみてください。
相手の視点を意識することで「相手の怒りのツボ」を見つけられたら、あたりは柔らかくなっていくはずです。
(3)生活費は自分でキープする
何か夢を持った女性が、まったく新しい環境に飛び込んでイチからはじめるとします。
こういう「夢」で食べていくために必要なのは、お金です。
(1)でお話ししたように、世の中で結果を出すにはある程度の時間が必要となります。
結果が出ないうえにお金がないと精神的な余裕がなくなって、「もう無理だ」とすぐ音を上げてしまいがち。
お金の目途はきちんとつけておきましょう。
「人生のターニングポイント」は一度ではない!
みなさんがイメージする「人生のターニングポイント」は、「ある日突然」「一度きり」ではないでしょうか?
現実の世界はそう甘くないので、劇的な何かが起こる可能性はかぎりなく低いと思います。