本当に美味しい食パンを毎朝食べたい! ということで今回は、そのままでもトーストしても美味しい最強の食パンを探すため、スーパーやコンビニで買える食パン20製品を比較しました。あの有名な人気店「乃が美(のがみ)」の食パンとも比べてみましたよ! 結果はおすすめ順にランキングでご紹介します。
増田 乃律子/Test by MONOQLO編集部
スーパー&コンビニで買える美味しい食パンが知りたい!
忙しい朝、朝食はパンという方も多いかと思います。パンの中でもスタンダードな存在なのが食パン。その食パンも様々なメーカーの製品がありますが、美味しい食パンを見つけられず、いつも同じ銘柄のものを買っていたりしませんか?
ということで今回は、スーパーやコンビニで買える食パン20製品をプロと一緒に食べ比べて、「本当に美味しい最強の食パン」を探します!
そのまま食べてももちろん、トーストしても美味しい食パンを見つけるべく、テストしました。結果はおすすめ順にランキング形式でご紹介します。
パンコーディネーターに聞いた食パンのおいしい2つの秘密
朝食の主役である「食パン」。大手パンメーカーからコンビニPBまでさまざまな種類の製品がある中、今回探すのは“そのままでもトーストしても美味しい食パン”です。
ご協力いただいたのは、あらゆるパンを知り尽くす、こちらの方です。
年間一千食を超えるパンを食べ続けているパンコーディネーターの福地氏いわく、食パンのおいしさを見極める前に知りたい秘密は2つあるとのこと。次から詳しくご紹介します。
もっちり・しっとり食感の正体は糖質や油脂でした
最初に注目したいのが、食パンの原材料に含まれている成分です。小麦に含まれた糖質や砂糖、生クリームなどの油脂は、私たちが食パンに求める「もっちり」や「しっとり」の素。
また、油脂はさっくりとした食感に不可欠なもの。菓子パンほど甘くはありませんが、実はふたつとも食パンの食感を良くするためには必要なのです。
開けたばかりの酸っぱい匂い理由は保存料の残り香です
次に注目したいのが、香り。開けたばかりだと酸っぱい匂いを感じることがありますよね。この正体は保存料の残り香です。
超熟シリーズの醸造酢や、ヤマザキ「スマイルファミリー」の酢酸など、いくつかの製品では袋食パンに使われる保存料の残り香があったりします。ほとんどが開封後すぐ消えますが、中には生食時やトースト後に雑味として残るものもあります。
[選び方]毎日食べる食パンはそのまま・トースト時の味で選ぶ
食パンの美味しさを見極めるには「成分」と「香り」が大切だとわかりましたが、実際に食べてみないと本当に美味しいかどうかはわかりません。
“そのままでもトーストしても美味しい食パン”をテストするにあたって、選ぶチェックポイントは大きく5つあります。
[ポイント1:生食時の味・風味]
食パンの風味や香りは、美味しさに直結する大事なポイントです。そこで、開封してすぐの香りから、そのまま食べたときの味や小麦の風味をチェックしました。
[ポイント2:生食時の食感・食べやすさ]
毎日食べるからこそ、生食時の食感・食べやすさも選ぶ際のポイントになってきます。ふんわり感やもちもち感、なめらかさに加え、飲み込みやすさも確認しました。
[ポイント3:トースト時の味・風味]
そのまま食べるだけでなく、トーストして食べても美味しいかどうかはポイントです。トースト後何もつけずに実食し、小麦の味の変化や香ばしさなどを検証しました。
[ポイント4:トースト時の食感・食べやすさ]
トースト時の食感・食べやすさや口どけ具合も重要。焼くことでサクサク感やもっちり感はどこまで出たかをチェックしました。
[ポイント5:コスパ感]
最後はコスパ感。毎朝食べるものなので、高すぎず、値段に見合う完成度かを審査しました。
以上の5つのポイントを各10点ずつ、計50点満点で採点しています。
トーストする際は焼き具合のバラツキが出ないよう、同じ条件下でトーストしています。トースターは格安トースターのベストバイに輝いた、こちらの製品を使用しました。
ヒロ・コーポレーション
スチーム オーブントースター
実勢価格:5680円
今回はヤマザキやフジパンなど老舗パンメーカーの定番から、根強い人気を誇るPascoの超熟シリーズ、さらにはここ数年でレベルが格段に進化しているPB(プライベートブランド)まで、全国各地のスーパーやコンビニで手に入る20製品を用意。よりベーシックな味の比較をするため、小麦使用のみに絞りました。
さて、食パン全20製品の頂点に立ったのはいったいどの製品なのでしょうか? 気になる結果を1位から順に発表します!