背中の脂肪燃焼に効果的な筋トレ運動とは? 自分では気付かない背中のはみ出し肉。ここの脂肪をとるための3つの背中の脂肪燃焼エクササイズを動画でも紹介します。肩甲骨を刺激するので代謝が上がり、体全体もキレイに引き締められますよ。
背中の脂肪燃焼効果を高めるには、はみ出し肉の正体を知ろう!
背中で魅せる!エクササイズで引き締めて、毎日のお手入れで超絶背中を目指す!
背中にムダ肉がつきやすいのは、言葉通り体の背後にあり、目が届かない部位だからです。しかし、このムダ肉が余計に太く見せていたり、「おばさん臭さ」や「疲れた雰囲気」をアピールしてしまうのです。危機感を感じた人は、今すぐ!エクササイズでムダ肉を落としていきましょう!
今回ご紹介するエクササイズは、短時間で効果の出やすい3種類をご紹介します。
効率よく体脂肪を落とすには、鍛えるべき筋肉を意識しながら動作することが大切です。背中の筋肉は大きく分けて3つあります。まず、「僧帽筋(そうぼうきん)」と「広背筋(こうはいきん)」です。僧帽筋とは、首から背中中央、首から肩、肩から背中中央を結ぶ三角形の筋肉のこと。僧帽筋の衰えは肩こりの原因になるともいわれています。広背筋とは、腕の下から背中後方へかけて、背中を広く覆う筋肉のこと。そして、もう1つ「脊柱起立筋群(せきちゅうきりつきんぐん)」です。13個の筋肉の総称で脊柱の両側を平行に走る筋肉です。骨盤から脊椎をつないでいる、表面からは見えない細長い深部筋肉群です。正しい姿勢をとるだけで疲れる……という人は、この筋肉群が衰えている可能性があります。
この3つの筋肉を刺激し、筋力をアップさせることで、背中肉をスッキりさせることはもちろん、痩せやすいカラダへと近づけていきます。それは、ご存じの方は多いと思いますが、背中側に多く存在する赤筋は、白筋に比べ、体脂肪を2倍も燃焼してくれるので、背中を鍛え、筋肉の質をあげていくと、基礎代謝がアップし、寝ている間でも余分な体脂肪を燃焼してくれるようになります。(※筋肉は、持久力に優れる赤筋、瞬発力に優れる白筋があります)
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背中の脂肪燃焼筋トレ1:背中をほぐして痩せやすい土台を作る
このエクササイズでは、主に僧帽筋、広背筋を伸ばすストレッチ効果と、筋肉を刺激するエクササイズ効果が期待できます。大きく体をねじる動きのため、それだけ赤筋を大いに刺激してくれます。
1. スモールボールまたはクッションなどを用意しましたら、足は肩幅よりも大きく開きましょう。
動作1
2. スモールボールを胸の前に押し出します。
動作2
3. ゆっくりとそのまま右膝を曲げ、ボールを右方向へ。この時、腕をクロスし、腕を絞るように動作しましょう。
動作3
4. ゆっくり正面に戻り、反対側も同様に動作しましょう。左右15回ずつを目安に動作しましょう。
動作4
背中の脂肪燃焼筋トレ2:痩せ体質に効果的! 脊柱起立筋を鍛える
このエクササイズでは、腕と体幹を使い動作します。ポイントは、お腹の力が抜けて腰が反らないように腹筋、背筋で腰を守るように動くことです。腕の力も使いますが、女性は肩や肘、手首など関節が弱いので痛めないためにも、肩甲骨の背骨を天井に押し上げるようにしましょう。
1. 両手を床につけ、膝を床につけます。
動作1
2. 両膝を床から離し、目線は両手の間におろします。この時、腰が反らないように注意しましょう。
動作1
3. ゆっくり膝を床に戻します。この動作を10回を目安に動作しましょう。
動作3
最後は超絶美人になるスペシャルエクササイズです。
背中の脂肪燃焼筋トレ3:腹筋力、体幹力アップで背中美人になる
このエクササイズでは、さらに足を屈伸させることで腹筋力をつけ、お尻から太腿も引き締めます。このポーズをキープしながら動作するだけでも、自然と体幹力がつくので、お腹回りもぺったんこに近づくはずです。
1. 手首の真上に肩が来るように両手の平を床につけます。そのまま膝を伸ばします。この時、肩甲骨の間の背骨を天井に押しあげ、腰が反らず、膝も曲がらないように注意しましょう。そのまま、数回呼吸を繰り返します。